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タッタ役の松山ケンイチ
2014年2月8日公開のアニメーション映画『BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-』のボイスキャストが17日、発表され、前作からの吉永小百合、吉岡秀隆、観世清和(能楽観世流二十六世家元)、水樹奈々の続投に加え、新たに松山ケンイチが参加することが分かった。吉永と松山は本作が初共演となる。
本作は、漫画家・手塚治虫が独自の解釈で10年の歳月をかけて描いた「ブッダ」をもとに、全3部作でアニメーション映画化した『手塚治虫のブッダ-赤い砂漠よ!美しく-』(11年公開)の続編。第2弾では何不自由のない王子という身分を捨てたシッダールタと、その行く先々で出会う人々との物語が壮大なスケールで展開される。
手塚作品の大ファンで、特に家族を殺されたコーサラ国軍への復讐(ふくしゅう)に燃える盗賊・タッタに強い思い入れを持っているという松山。第1弾の公開前からタッタを演じたいと自ら熱いラブコールを送っていたことで出演が決定し、松山は「ブッダはとても好きな作品で、思い入れがあるタッタをやらせていただけることはとても光栄に思っています」と喜びを語った。
さらに、タッタについて「少年時代の特殊な能力がなくなり、人間の性に翻弄(ほんろう)される大人になったタッタをしっかりと演じきりたいと思っています」と熱い意気込みを語った。また、前作でナレーションとチャプラの母の声を務めた吉永は、今作ではシッダールタの母・マーヤー天に役を変えて続投。吉永は「手塚治虫さんの大ファンの私はパート2が作られるのは大変うれしいです。ブッダの母の声で作品をよりわかりやすく見ていただけるよう努めます。楽しみです」と期待を寄せている。
そのほか吉岡がシッダールタ役、観世がシャカ国の王でシッダールタの父・スッドーダナ王役、水樹がかつてシッダールタが愛した女性・ミゲーラ役で引き続き出演する。
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