今田美桜「やなせさんの作品に、暢さんの明るさを感じる」北村匠海「現場を作り上げているのは今田さん」連続テレビ小説「あんぱん」第1週完成試写会見

2025年3月11日 / 10:30

(C)エンタメOVO

 3月10日、東京都内のNHKで2025年前期の連続テレビ小説「あんぱん」の第1週完成試写会見が行われ、出演者の今田美桜と北村匠海が出席した。

 連続テレビ小説第112作となる「あんぱん」は、“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人の人生。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語。

 主人公・朝田のぶと柳井嵩の幼少期を描く第1週は、子役がメインで物語が進行する。「私自身も、まず視聴者として楽しめた」とその感想を口にした今田は、「とても快活で、私が演じる上でののぶをたくさん作り上げてくれたゆずなちゃんに感謝」と幼少期ののぶを演じる永瀬ゆずなをたたえた。

 自身も子役出身の北村は、「なんでこんなに説得力のある形で嵩やのぶを歩き出させてくれたんだろうと、すごく感じます。自分がその年代だったら、絶対にできない」と子役たちを称賛。嵩の幼少期を演じる木村優来については、「嵩のすごく大事なルーツの部分を見事にやってくれていたので、すごく不思議な魅力を持った子だなと」と印象を語った。

 また、本作を通じて感じたやなせ夫妻や『アンパンマン』の印象について尋ねられると、今田は「暢さんの存在を知る機会があまりなくて」と前置きした後、「でも、いろいろと知っていくと、やなせさんが描かれた作品は、やなせさんの人生や人柄から生まれたものもありますが、暢さんがいたからこそだというのは本当に感じます」と、発見があったことを明かした。続けて「やなせさんの作品に、どこか暢さんの明るさを感じる」との言葉も。

 「実在する方を演じるのは、(明石家)さんまさん以来」という北村は、役作りについて「僕らのやなせさんの印象は、テレビを通して見た印象などで構築されていますが、実際にやなせさんの周りにいた人が感じていた空気だったり、2人が作り出していたであろう空気みたいなものを描かなきゃいけない」と意気込み、そのためにアンパンマンをはじめ、無数の資料を読み込んだという。

 また、これまで何度も共演経験のある2人は、今回の撮影を通じて感じたお互いの印象も披露。まず今田は、北村について「落ち着いていて冷静で、やわらかい部分は変わらないけど、この『あんぱん』を撮影していると、等身大の部分も見える瞬間がたくさんあって。そこにすごくほっとする」と安心している様子。北村演じる嵩については、「嵩は暢みたいにたくさん笑う子じゃないので、嵩のうれしそうな顔や大きな感情を見られると、暢としてはとてもうれしく思える瞬間がいっぱいあります」と喜んだ。

 これに対して北村は、「リハーサルから、段取り、テストまで、何一つ手を抜かない」と作品に向き合う今田の姿勢をたたえた上で、「目の前に起きていることを素早くキャッチして、それをすぐ、自分自身の感情にできる力を今田さんには感じています」と、共演を通じて感じた役者としての魅力を語った。座長としての今田については「この『あんぱん』の現場を作り上げているのは、今田さん」と明言し、「戦争のパートを今、撮っていて、現場は男だけ。スタッフが今田さんを求めている空気を、ひしひしと感じる」とその存在の大きさを実感している様子だった。

 連続テレビ小説「あんぱん」は、3月31日放送スタート。

(C)エンタメOVO


芸能ニュースNEWS

「愛の、がっこう。」“愛実”木村文乃が漢字を教えるシーンに反響 ラウールは「ホスト役がハマり過ぎ」「当たり役」

ドラマ2025年7月11日

 木村文乃が主演するドラマ「愛の、がっこう。」(フジテレビ系)の第1話が、10日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、堅い家庭で育った真面目過ぎる高校教師・小川愛実(木村)と、文字の読み書きが苦手なホスト・カヲル(ラウール)が出 … 続きを読む

吸血鬼×ピュアボーイのBL(ブラッディ・ラブ)コメディー Bloody Love 歌劇「ババンババンバンバンパイア」を9月に上演

舞台・ミュージカル2025年7月11日

 今年、TVアニメ化や映画化もされた話題の漫画『ババンババンバンバンパイア』が、今度は舞台化決定。Bloody Love 歌劇「ババンババンバンバンパイア」が、9月20日(土)~9月25日(木)まで東京・東京国際フォーラム ホールCで上演さ … 続きを読む

今秋上演するReading Musical「BEASTARS」episode 1のビジュアルを発表&原作・板垣巴留からのメッセージが到着

舞台・ミュージカル2025年7月11日

 今秋9月~10月にかけて東京と大阪で上演するメインビジュアルと全キャラクターのビジュアルが発表された。  板垣巴留原作の『BEASTARS』(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)は、「マンガ大賞 2018」第1位にはじまり、 主要 … 続きを読む

「ちはやふる-めぐり-」「めぐる(當真あみ)のこれからの成長が楽しみ」「千早(広瀬すず)や奏(上白石萌音)が顧問として登場するのが胸アツ」

ドラマ2025年7月10日

 「ちはやふる-めぐり-」(日本テレビ系)の第1話が、9日に放送された。  本作は、映画『ちはやふる』から10年後の世界を原作者・末次由紀氏と共に紡ぐオリジナルストーリー。競技かるたに青春を懸ける高校生たちの姿を熱く描く。(*以下、ネタバレ … 続きを読む

磯村勇斗、稲垣吾郎の初日の撮影シーンに感嘆 「僕の中でより大スターになりました」

ドラマ2025年7月9日

 ドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」の制作発表会見が9日、東京都内で行われ、出演者の磯村勇斗、堀田真由が登場した。  本作は、独特の感性を持つがゆえに人生にも仕事にも臆病だった弁護士(磯村)が、少子化による共学化で揺れる私立高校に「 … 続きを読む

Willfriends

page top