舞台「桜の園」の公開稽古が8日、東京都内で行われ、出演の浅丘ルリ子、藤井隆、青木さやか、演出の三谷幸喜氏らが登場した。
本作は、アントン・チェーホフの「桜の園」を、三谷氏が翻案演出する話題作。三谷氏は「昔、原作を読んだ時からこれをコメディーにしようと思っていました。新しいチェーホフをやりたかったので、キャスティングもできるだけチェーホフのイメージのない人を選びました」とコメントした。
見どころについては「何より主演の浅丘ルリ子さんがコメディエンヌを演じて笑いを取っている場面ですね。誰よりも一番笑いを取りますし、笑いを取る浅丘さんなんて見たことがないでしょ」と語った。
一方、マジシャン役を演じる青木さやかは「本当に面白いです。チェーホフの作品を知ってる人でも、そうでない人でも楽しめる作品です」とPR。
舞台は人生の転換期を描いていることから自身の転換期を問われると「え~っと、私の転換期は離婚だよ」と声を大にしての自虐ネタで笑いを誘った。
舞台は6月9日から7月8日まで都内のパルコ劇場で公演。