役所広司「もともと“菅田ファン”」 菅田将暉「僕も“役所広司教”」

2023年4月6日 / 08:41

(左から)森七菜、役所広司、菅田将暉、坂井真紀 (C)エンタメOVO

 映画『銀河鉄道の父』の完成披露試写会が5日、東京都内で行われ、出演者の役所広司、菅田将暉、森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯と成島出監督が登壇した。

 本作は、宮沢賢治が「駄目息子だった」という大胆な視点を軸に、大量の賢治の資料の中から父・政次郎について書かれたものを集めて、究極の家族愛を描いた、門井慶喜氏の同名小説を映画化。

 政次郎を役所、長男・賢治を菅田、賢治の妹トシを森が演じたほか、政次郎の妻イチを坂井、祖父の喜助を田中が演じた。

 役所と菅田は、初共演の感想を問われると、互いに「最高です」と声をそろえてにっこり。役所は「もともと“菅田ファン”でしたし、いつか一緒に現場に立ちたいなと思っていました。また宮沢賢治には菅田くんしか思いつかないぐらい、すごく合っている役でした」と語った。

 これを聞いた菅田は「恐れ多いですよね。僕も“役所広司教”なので、こんなに幸せな時間はないと。ずっと楽しかったです」と語った。

 役作りのために準備したことを尋ねられた役所は「まずは原作と、脚本を読み込むこと。あと今回は方言。花巻弁は、できるだけ花巻の人たちに笑われないレベルまでいきたいなと。でもそれだけじゃ駄目で、やはり現場に行って、この家族たちの顔を見て、せりふを聞く。そういうことで政次郎という役がだんだん出来上がった気がします」と話した。

 菅田は「今回は結構やることがありました。方言もそうですし、チェロの演奏、書く作業やお経の唱え方などもあったので…」と回想。

 チェロは、数カ月にわたって練習を重ねたそうで、「最初は『指さえ動いていればいい』というオファーだったのが、『音が鳴るなら使いたい』と。音が鳴るなら『歌ってもほしい』と弾き語りに。お芝居をしながら演奏するというまさかのトライでした。ちゃんとサントラとかにも載せて『チェロ・菅田将暉』って書いてほしい」と語った。

 役所が「本読みのときにはもうチェロを練習していたので、ヘトヘトの顔をしていました。でも本番ではさすがでした」とたたえた。

 映画は5月5日から公開。


芸能ニュースNEWS

「グッド・パートナー」「太陽の末裔」 俳優チ・スンヒョンが日本で初イベント

イベント2025年11月18日

 ドラマ「グッド・パートナー〜離婚のお悩み解決します〜」でチャン・ナラ演じる離婚専門弁護士ウンギョンの夫を、「太陽の末裔」ではソン・ジュンギと対峙(たいじ)する北朝鮮兵士を演じた俳優チ・スンヒョンが9月9日、大阪市内で開催された「K Dra … 続きを読む

草なぎ剛「一緒に深く感じ合いましょう」 主演舞台「シッダールタ」が開幕

舞台・ミュージカル2025年11月18日

 草なぎ剛が主演する舞台「シッダールタ」が11月15日に世田谷パブリックシアターにて開幕した。初日開幕に際し、草なぎほか出演者たちのコメントと舞台写真が到着した。  本作は、世田谷パブリックシアターの芸術監督・白井晃による2025年のメイン … 続きを読む

「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」「この役は、いろんな面で草なぎさんでなきゃ務まらないな」「すてきなドラマなのに、いろいろと詰め込み過ぎて、何かもったいない気がする」

ドラマ2025年11月18日

 「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」(カンテレ・フジテレビ系)の第6話が、17日に放送された。  本作は、妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てるシングルファーザーで、遺品整理人の鳥飼樹(草なぎ剛)が、遺品整理会社の仲間たちと … 続きを読む

「ぼくたちん家」“玄一”及川光博の言葉「50歳もちゃんと楽しい」に反響 「生きる希望を感じた」「50歳の楽しみ方がすてき過ぎる」

ドラマ2025年11月17日

 及川光博が主演するドラマ「ぼくたちん家」(日本テレビ系)の第6話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  心優しきゲイのおじさん・波多野玄一(及川)は、作田索(手越祐也)と“いい感じ”になってきたのに、初恋の人・鯉登(大谷 … 続きを読む

「ザ・ロイヤルファミリー」「ロイヤルホープ、最後の有馬記念に感動」「まだ中盤なのに最終回のごとき盛り上がり」

ドラマ2025年11月17日

 日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(TBS系)の第6話が、16日に放送された。  妻夫木聡主演の本作は、早見和真の同名小説をドラマ化。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間 … 続きを読む

Willfriends

page top