厚生労働省と吉本興業による「スベっちゃダメよ!転倒予防 ムチャしちゃダメよ!腰痛予防“全国スベっちゃダメよキャンペーン”キックオフイベント」が15日、東京都内で行われ、マヂカルラブリー(野田クリスタル、村上)、アインシュタイン(稲田直樹、河井ゆずる)、男性ブランコ(浦井のりひろ、平井まさあき)ほかが登場。隊長に就任した西川きよしは新型コロナウイルス感染のため欠席した。
「労働災害(=仕事中のけが)」で増えている「転倒」と「腰痛」の予防を図るべく、吉本芸人が「スベっちゃダメよ喚起隊」を結成。この日は、イラストとともに、河井が「ぬれた床は滑りやすいから気を付けて」と呼び掛けた。平井も「危険な場所は、看板などで『可視化』して」などとアピールした。
一方、「腰痛予防のために日頃からストレッチを」と訴えた野田だが、「鍛えていたら腰痛になった」と告白。「『もっといける』と高みを目指したら、限界突破しちゃって。程よいトレーニングが一番の予防になります」と苦笑した。
また、「労働災害発生状況」の年代別グラフを見ると、「50歳以上の人が50パーセント以上を占めている」という結果も。
37歳の稲田は、加齢を実感するエピソードを聞かれると、「雨の日に地下鉄などでよくコケる」「遅刻しそうなときにダッシュしようとして思っても、走り方が分からない。運動してもすぐ息があがるし、最近5分間のネタが持たない」などと嘆いた。
同じく37歳の村上も「一歩間違えたら、ぎっくり腰とかをやって仕事に支障が出たりする年代」だとし、腰痛予防のために「くしゃみを全力で出さないようにしている。全力で出すと気持ちいいんですけど、最近は構えて『ううん』ってやっています」と明かした。