西川きよし、前立腺がん発見のきっかけは妻 「自分では医者に行くほどではないだろうと…」

2021年9月14日 / 17:59

西川きよし(左)とヘレンさん  (C)エンタメOVO

 医師への相談を「おくらせない手紙」キャンペーンKick-offイベントが14日、東京都内で行われ、タレントの西川きよし、ヘレン夫妻ほかが登壇した。

 本キャンペーンは、前立腺がんの進行症状を見過ごしたり、我慢することなく、医療機関を受診・医師に相談することを啓発するもの。2015年に前立腺がんと診断された西川と、妻のヘレンさんが同キャンペーンのアンバサダーに就任した。

 西川は「(がんが)発見されたときは本当にショックでした。晴天のへきれきでした」と当時を振り返った。

 受診のきっかけは、ヘレンさんの一言だった。ヘレンさんは当時、夫の頻尿が気になっていたという。

 「もともと主人は60歳を過ぎた頃から、前立腺肥大症を持っていたので、そんなものかな、と思っていたんですが、夜中のトイレの回数が増えまして。主人が起きると、私もおのずと目が覚める。それがひどくなって、心配で『先生に診てもらおう』と申しましたら、主人が重い腰を上げて『ほな行こか』となって」と経緯を説明。

 その結果、生検(生体の組織片を切り取って顕微鏡などで調べる検査)で、前立腺がんが発見されたという。

 西川は「僕は昭和21年生まれ。自分が家族を守らなければという思いがあったし、まだ医者に行くほどではないだろう、大丈夫やろうと自分で勝手に診断してしまっていた」と明かした。

 続けて、「小さなことからコツコツと、家内が見てくれていたことが後押しになった。ありがとうございます」と妻に感謝を述べた。

 ヘレンさんも「あのとき主人に強く言って本当によかった。やはり家内として、異変を感じたときは声掛けをして、背中を押すことが大切。夫婦だからこそ分かることがある」と語った。


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