加藤シゲアキ、自著の舞台化で初めて脚本に挑戦 「想像を超えていい作品になっています」

2021年5月28日 / 04:10

原作・脚本の加藤シゲアキ

 舞台「染、色」取材会が27日、東京都内で行われ、出演者の正門良規(Aぇ!group/関西ジャニーズJr.)、原作・脚本の加藤シゲアキ(NEWS)ほかが登壇した。

 本作は、加藤の短編小説集『傘をもたない蟻たちは』の中に収録された「染色」を初めて舞台化し、加藤が脚本を手掛けた作品。

 当初は2020年6月に上演を予定していたが、新型コロナウイルスの拡大を受けて中止に。約1年ぶりの上演となったことから、正門は「ようやくお客さんに直接伝えられるということですごく楽しみですし、ワクワクしていますし、気持ちが高まっています」と笑顔を見せた。

 加藤は自著が舞台化されることについて「感慨深いものがあります。想像を超えていい作品になっています」と自信をのぞかせた。

 脚本を執筆するに当たっては、「読んでいて面白い台本にしようというのが個人的なミッションだった。めちゃめちゃ細かい描写を、僕は(演出の)瀬戸山(美咲)さんへのラブレターだと思ったんですが、瀬戸山さんは挑戦状だと思ったようで、なるべく忠実に再現しようとしているのが見ていて楽しい」と語った。

 正門は今回が舞台初単独主演となり、加藤から楽屋の入り口に掛けるのれんをプレゼントされたという。

 正門は「びっくりしました。(劇場に着いたら)スタッフさんが動画を回し出したので、何を撮られているんだろうって分からないまま楽屋に行ったら、のれんがかかっていて。ファーストリアクションを動画に収めたかったようです」とその時の状況を明かした。

 ところが、加藤が「その動画、僕は見てない」とつぶやくと、正門は「えー」と驚いて、会場を盛り上げた。

 舞台は29日~6月20日、都内・東京グローブ座ほか大阪で上演。

(左から)瀬戸山美咲氏、三浦透子、正門良規、岡田義徳、加藤シゲアキ


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