「第93回アカデミー賞」授賞式 『ノマドランド』が、作品、監督、主演女優賞を受賞

2021年4月26日 / 14:39

クロエ・ジャオ監督(左)とフランシス・マクドーマンド

 「第93回アカデミー賞」の授賞式が、現地時間25日(日本時間26日)に、米ロサンゼルスで行われ、『ノマドランド』が、作品、監督、主演女優賞を受賞した。

 同作は、車上生活を余儀なくされた60代の女性が、季節労働の現場を渡り歩くさまを、現代の“ノマド(遊牧民)”として描いたロードムービー。

 監督賞のクロエ・ジャオはアジア系女性として史上初めての受賞。主演女優賞のフランシス・マクドーマンドは『ファーゴ』(96)『スリー・ビルボード』(17)に続く3度目の受賞となった。

 中国系のジャオ監督は「私が子どもの頃に学んだ言葉で印象的な言葉があります。『人之初』、『性本善』といって、人々は生まれながらにして心の中に善を持っているという意味の言葉です。時には逆のことが真実に見えることもありますが、それでも私は世界中のどこにいる人にも善があると信じてきました。この賞は、自分の善、そしてお互いの善を守るための勇気と信念を持っている全ての人々にささげたいと思います」とスピーチ。

 マクドーマンドは「私の思いは、私の心の中にある剣にあります。そしてその剣は、私の仕事であり、私たちは仕事を通して戦っているのです。そして私はこの仕事が大好きです。ありがとうございます」と述べた。

 その他の主な受賞は以下の通り。

主演男優賞:アンソニー・ホプキンス(『ファーザー』)
助演男優賞:ダニエル・カルーヤ(『ユダ・アンド・ザ・ブラック・メサイア』(原題))
助演女優賞:ユン・ヨジョン(『ミナリ』)
脚色賞:フロリアン・ゼレール、クリストファー・ハンプトン(『ファーザー』)
脚本賞:エメラルド・フェネル(『プロミング・ヤング・ウーマン』)
撮影賞:エリク・メッサーシュミット(『Mank/マンク』)
視覚効果賞:『TENET テネット』
国際長編映画賞:『アナザーラウンド』(デンマーク)
長編アニメーション賞:『ソウルフル・ワールド』


芸能ニュースNEWS

「ムサシノ輪舞曲」“阿川”正門良規と愛犬“ポン”のシーンに反響 「ポンちゃんと阿川くんの絡みが濃厚」「永遠に見ていたい」

ドラマ2025年5月18日

 正門良規(Aぇ! group)が主演するドラマ「ムサシノ輪舞曲」(テレビ朝日系)の第5話が、17日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、お隣の10歳年上のお姉さん・武蔵原環(高梨臨)を幼い頃から思い続けるも、「家族同然の弟」枠 … 続きを読む

メジャーリーグを舞台にした「Take Me Out」開幕  原嘉孝「精いっぱい考えながら演じていきたい」

舞台・ミュージカル2025年5月16日

 舞台「Take Me Out」初日前会見&公開ゲネプロが16日、有楽町よみうりホールで行われ、出演者の玉置玲央、三浦涼介、原嘉孝ほかが登壇した。  本作は、メジャーリーグを舞台に同性愛者であることを告白した名選手とそのチームを描いた作品で … 続きを読む

「波うららかに、めおと日和」「メールですぐに連絡が取れる令和の時代に昭和が刺さる」「携帯がない時代の恋愛にドキドキする」

ドラマ2025年5月16日

 「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ系)の第4話が、15日に放送された。  本作は、西香はち氏の同名コミックを原作に、昭和11年を舞台に、突然舞い込んだ縁談から帝国海軍に勤める江端瀧昌(本田響矢)と交際ゼロ日婚したなつ美(芳根京子)の … 続きを読む

「PJ ~航空救難団~」「キャスト陣のリアルさあふれる訓練の様子は本当にすごい」「内野聖陽の暑苦しさが魅力。暑苦し過ぎて涙が出てくる」

ドラマ2025年5月16日

 「PJ ~航空救難団~」(テレビ朝日系)の第4話が、15日に放送された。  本作は、航空自衛隊航空救難団に所属する救難員(通称PJ/パラレスキュージャンパー)を育てる救難教育隊の教官・宇佐美誠司(内野聖陽)と、選抜試験を突破した訓練生たち … 続きを読む

「Dr.アシュラ」“朱羅”松本若菜と“ナオミ”小雪のWオペに反響 「動脈瘤と腕の同時手術がすごかった️」「ゾクゾクした」

ドラマ2025年5月15日

 松本若菜が主演するドラマ「Dr.アシュラ」(フジテレビ系)の第5話が、14日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、時に重症患者2人を同時にオペするなど、鬼神・阿修羅のごとく振る舞う様子から“アシュラ先生”と呼ばれるスーパー救命 … 続きを読む

Willfriends

page top