ミュージカル『憂国のモリアーティ』開幕 鈴木勝吾「演劇という小さな革命を、この場所から感じ取って」

2020年8月2日 / 10:27

「ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.2―大英帝国の醜聞―」公開稽古の様子

 「ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.2-大英帝国の醜聞-」の公開舞台稽古が、7月31日に行われ、出演者の鈴木勝吾、平野良、大湖せしるほかが熱演を見せた。

 本作は、漫画『憂国のモリアーティ』を原作とした、ミュージカルの第2弾。上流階級の人間たちに支配され、差別がまん延している19世紀末の大英帝国を舞台に、悪を取り除き、理想の国を作ろうとするジェームズ・モリアーティと宿敵シャーロック・ホームズとの戦いを中心に描く。

 モリアーティ役の鈴木は「生の空間で仲間とお客さまと演劇をすることができる。感謝しかありません」と開幕を喜び、「今のこのご時世とも不思議とつながる、無視できないテーマがたくさん織り込まれています。演劇という小さな革命を、この場所から感じ取ってもらえたら幸いです」とコメントした。

 ホームズ役の平野は「前作を超える歌唱パートは見どころの一つです。そして、新しいキャラクターであるマイクロフトとアイリーン、この2人が新しく勢いのある風を持ち込んでくれています。何より、キャスト、スタッフ全員の演劇への情熱が、そこかしこに散らばっていますのでお楽しみに」とファンへメッセージを送った。

 また、アイリーン・アドラー役の大湖は「このような状況の中でもエンターテイメントを必要とし、見てくださる皆さまがたの熱い思いがあるからこそ、私たちは存在できるのだなと強く感じています。皆さまの心に焼きつくような作品としてお届けできるよう、努めてまいりたいと思っております」と語った。

 舞台は、8月10日まで都内・天王洲 銀河劇場、8月14日~16日に京都劇場で上演。


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