入院療養中の市原悦子が肉声メッセージ披露 林遣都は今後の活躍期待され「ただただうれしい」

2017年2月17日 / 07:36

 映画『しゃぼん玉』ワールドプレミア上映会が16日、東京都内で行われ、出演者の林遣都と東伸児監督、サプライズで劇中で共演した柴犬のチョコが出席した。

 直木賞作家・乃南アサ氏による同名小説を映画化したこの作品は、親に見捨てられ通り魔や強盗傷害を繰り返す無軌道な若者・伊豆見翔人(林)が、逃亡先で偶然出会った老婆・スマ(市原悦子)や村の人々の愛情によってなくした感情を取り戻していくという、血のつながりを越えたきずなと人間の再生の物語を描く。

 林は演じた役柄について「一筋縄ではいかない難しい役をやらせていただきました。とても苦労したけど、監督の強い思いに答えたいと必死に一生懸命取り組みました」と心境を語り、「現場に入ってからも監督は一番の相談相手というか、一緒にひとつの人物を作っていけたという感触があります」と東監督との二人三脚での役作りを振り返った。

 市原との共演は「今でも、この先もずっと自分の中で俳優をやっていく上で武器となるような期間でした。最初は緊張したけど市原さんの心遣い、お気遣いのおかげでぶつかっていくことができた。ちょっと離れたところで市原さんのお芝居を見ているだけで一瞬一瞬に圧倒され、感動してしまうというか…」と大切なものになったという。

 昨年11月から体調不良で療養し、現在は自己免疫性脊髄炎のため入院中の市原からは肉声でのサプライズメッセージも届いた。林については「林さんとの共演は、忘れられないものになりました。これからどんな役をなさるのでしょう、楽しみです」と期待を寄せ、「素晴らしい映画を完成させて、おめでとうございます」と以前と変わらない柔らかな声で語った。

上映会に出席した(左から)柴犬のチョコ、林遣都、東伸児監督

上映会に出席した(左から)柴犬のチョコ、林遣都、東伸児監督

 病室からのメッセージという市原からの言葉に、林は「現場ではずっと『坊、坊』と翔人として接してくれたので、とくに僕自身の話はしていなくて。初めて『林さんとの時間を』と言っていただいて、ただただうれしいです」と大感激の様子だった。

 映画は3月4日からシネスイッチ銀座ほか全国ロードショー。


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