女性の描かれ方が「非常にユニーク!」 フェリシティ・ジョーンズ、SW最新作をPR

2016年12月7日 / 17:12

(左から)ディエゴ・ルナ、フェリシティ・ジョーンズ、ギャレス・エドワーズ監督

 映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』アジア最速来日記者会見が7日、東京都内で行われ、主人公ジンを演じるフェリシティ・ジョーンズ、情報将校キャシアン役のディエゴ・ルナ、そしてギャレス・エドワーズ監督が出席した。

 物語の舞台は、シリーズの原点となる『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の少し前。銀河全体を脅かす、帝国軍の究極の兵器“デス・スター”。その設計図を奪うため、反乱軍の極秘チーム“ローグ・ワン”に加わった女戦士ジン・アーソは、仲間と共に過酷なミッションに立ち向かう。  

 フェリシティは、シェークスピア劇を上演するために約10年前に来日したことがあるそうで「日本に戻ってこられたことは私にとって、とてもとても特別なこと。当時のことを思い出しながら今回の滞在を楽しんでいます」と笑顔であいさつした。

 今回演じたジンについては「帝国軍への激しい憎悪を持ったキャラクター」と紹介し「まずはそこを意識して演じました」と役作りを述懐。「冒頭では、あまり人を信用しなかった一匹狼的な彼女が、親密なつながりを持てる人々と出会って、友情を育んでいく。結果的には、違う言語、星出身の人たちと仲間になる。彼らと見かけの共通点は全くないけれど、その下には同じ決意、勇気、そして同じ善の心があるのです」と熱くアピールした。

 これまでも『博士と彼女のセオリー』(2014年)でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど、順調にキャリアを築いているフェリシティだが、「長年、こういう役を演じることは私の役者としての夢でもありました。スケール感のある物語の中で演じるというのは最高で、話を聞いた時には “ぜひやりたい!”と思うものがありました」としみじみと振り返った。

 特に新鮮だったのは、この映画が「女性キャラクターの“あるがまま”を受け入れた作品だったこと」だという。フェリシティは「ハリウッド作品でよく描かれるのは“女性的な”女性。急に女性がものすごいアクションを繰り出し『ワーオ、すごいな!』『まさか女性にそんなことができるなんて』といった反応を前提で描かれることが多いけど、今回のジンは違う。最初から他の男性キャラクターと同等に描かれており、それが非常にユニークだと思ったし、私もうれしかった」と率直な思いを明かした。

 一方のエドワーズ監督は、ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』のメガホンを取ったことでも知られる大の“日本好き”。本編に隠された日本の要素を尋ねられると「もちろんあります。ジョージ・ルーカス監督のSW作品は、黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』が基になっていますが、今回の映画では『七人の侍』の影響をかなり受けています」と告白。

 「黒澤作品のスチールとか映像をデザイン、衣装の各部門に渡しました。オープニングはまさに黒澤映画を彷彿とさせるものにしたかった。“盗むならベストから盗め”と思うので、そういう意味では、特に黒澤映画から作るのが一番!」とちゃめっ気たっぷりに語った。

 映画は12月16日から公開。

sw4_6312


関連ニュースRELATED NEWS

芸能ニュースNEWS

「ムサシノ輪舞曲」“阿川”正門良規と愛犬“ポン”のシーンに反響 「ポンちゃんと阿川くんの絡みが濃厚」「永遠に見ていたい」

ドラマ2025年5月18日

 正門良規(Aぇ! group)が主演するドラマ「ムサシノ輪舞曲」(テレビ朝日系)の第5話が、17日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、お隣の10歳年上のお姉さん・武蔵原環(高梨臨)を幼い頃から思い続けるも、「家族同然の弟」枠 … 続きを読む

メジャーリーグを舞台にした「Take Me Out」開幕  原嘉孝「精いっぱい考えながら演じていきたい」

舞台・ミュージカル2025年5月16日

 舞台「Take Me Out」初日前会見&公開ゲネプロが16日、有楽町よみうりホールで行われ、出演者の玉置玲央、三浦涼介、原嘉孝ほかが登壇した。  本作は、メジャーリーグを舞台に同性愛者であることを告白した名選手とそのチームを描いた作品で … 続きを読む

「波うららかに、めおと日和」「メールですぐに連絡が取れる令和の時代に昭和が刺さる」「携帯がない時代の恋愛にドキドキする」

ドラマ2025年5月16日

 「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ系)の第4話が、15日に放送された。  本作は、西香はち氏の同名コミックを原作に、昭和11年を舞台に、突然舞い込んだ縁談から帝国海軍に勤める江端瀧昌(本田響矢)と交際ゼロ日婚したなつ美(芳根京子)の … 続きを読む

「PJ ~航空救難団~」「キャスト陣のリアルさあふれる訓練の様子は本当にすごい」「内野聖陽の暑苦しさが魅力。暑苦し過ぎて涙が出てくる」

ドラマ2025年5月16日

 「PJ ~航空救難団~」(テレビ朝日系)の第4話が、15日に放送された。  本作は、航空自衛隊航空救難団に所属する救難員(通称PJ/パラレスキュージャンパー)を育てる救難教育隊の教官・宇佐美誠司(内野聖陽)と、選抜試験を突破した訓練生たち … 続きを読む

「Dr.アシュラ」“朱羅”松本若菜と“ナオミ”小雪のWオペに反響 「動脈瘤と腕の同時手術がすごかった️」「ゾクゾクした」

ドラマ2025年5月15日

 松本若菜が主演するドラマ「Dr.アシュラ」(フジテレビ系)の第5話が、14日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、時に重症患者2人を同時にオペするなど、鬼神・阿修羅のごとく振る舞う様子から“アシュラ先生”と呼ばれるスーパー救命 … 続きを読む

Willfriends

page top