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歌舞伎役者の市川海老蔵が20日、都内で開催中の国際会議「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」内で上演された舞台「The Land of the Rising Sun」に出演。その後、演出家の宮本亜門氏、舞台の進行を務めた俳優の鈴木亮平、映像演出を手がけたチームラボの猪子寿之氏らとともに記者会見に出席した。
この舞台では、新進気鋭のクリエーター陣と豪華キャストが合わさって、時代の変遷とともに“今”の日本を表現した。
イベントを終えて感想を問われた海老蔵は「無事に終わってよかったと思う」と安堵の表情。舞台上では、海の神スサノオを歌舞伎で見事に体現したが「実は私は、稽古は昨日からの参加だったのでちょっとドキドキしてました」と練習時間が非常に短かったことを告白。それでも、拍手が沸き起こるほどの圧巻のパフォーマンスだったとあり「日本の伝統文化の良い部分を少しでも多くの方に見てもらえたと思う」と手応えをにじませた。
一方の宮本氏は、「このような国際会議の後に(舞台を)やるというは初めてだった」と緊張もあったようだが「今回のテーマは天変地異など、いろいろある日本だけど頑張って、これからますますエネルギッシュに生きてくぞ! 日本人にもチアアップしてほしい! ということで…」と作品に込めた熱い思いを説明。「個性あるすごい人達がたくさんいて、一緒にコラボしているという楽しさがあった」と満足げにほほ笑んだ。
また2020年東京五輪・パラリンピックのキックオフイベントでもあるこの会議。東京五輪を4年後に控え、海老蔵は「せっかく東京という場所で五輪が行われるのにさまざまな問題が起こっているというのは、大変心苦しいものがある」と吐露しつつ、「ですけど、どの(国の)オリンピックもこの時期には問題を抱えていたらしい。だから、ここからあらためてみんなで力を合わせられるようにと強く望んで、私自身も今回、コマとして(イベントに)参加させていただいた」と話した。
さらに、話題が日本の魅力に及んだ際には「(日本の魅力は)人の心。よく“おもてなしの心”という言葉が使われるが、そういった心があるから日本人は奥ゆかしさもあり、優しさもあり、気遣いもできる」と語った海老蔵。「しかしながら、昨今は少しずつそういった心が薄れてきていると…(言われている)。そのようなところで、本当にその美しいもの、みんなが気持ちよくあること、心地いいこととは何だろうか…?というものを見つめ直すいい機会ではないかな」と現在の課題を挙げ、「本来われわれが持っているDNAは、人間としてかなり心が豊かなものがあると思うので」と期待を込めた。

舞台を終えて会見に臨んだ出席者たち
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