室井滋、13年ぶり『ニモ』続編 役を引きずりプライベートでも“物忘れ”

2016年6月29日 / 18:27

 映画『ファインディング・ドリー』の監督来日記者会見が29日、東京都内で行われ、アンドリュー・スタントン監督、アンガス・マクレーン共同監督、日本語吹き替え版キャストの室井滋、木梨憲武、上川隆也、中村アンが登壇した。

 この映画は、13年前に大ヒットした『ファインディング・ニモ』から1年後の世界を描く続編。ポジティブだけど何でもすぐに忘れてしまうドリーが、ただ一つ忘れなかった家族の記憶…、自分のパパとママを探すべく、ニモら仲間たちと人間の世界を冒険する物語。

 かつて「『ファインディング・ニモ』の続編は絶対に作らない」と宣言していたアンドリュー監督。今回、続編を作った理由を問われると「ネバーという言葉は絶対に使ってはいけないとこの経験から学びました」とちゃめっ気たっぷりにコメント。続けて、数年前に仕事上の都合で作品を見直した際に「ドリーのことが心配になっている自分に気がついたんです。彼女の家族はまだ見つかっていないと…」と、急に続編製作への思いがあふれてきたことを明かし、「この物語を通して心に迫った感情を体験してほしい」とアピールした。

 13年前に引き続きドリーの声を担当した室井は、今回の起用に「新人になったような気持ちです」と喜び。「せりふも多くてとても大変でした」と収録での奮闘ぶりを明かしつつ、「私自身、ドリーをやっている間は“ドリー化”してしまって、タクシーに携帯電話を忘れたり、“ガーデニング”のものを買いに行ったら“カーテン”コーナーにいたりといろんなトラブルがありましたが、それだけドリーの気持ちに成り切っていたことだと思います」と語り、笑いを誘った。

 同じく、前回に引き続きニモの父親、マーリンの声を演じた木梨も「今回も『ドリ~!』、『ニモ~!』という叫び声を中心にやったのですが、全て細かく一字一句映像の口に合わせて、スタジオに一人ぼっちで入り、5~6日間、厳しいチェックを受けながら、なんとか仕上がったようです」と報告。

 「日本で出来上がってもアメリカに持って帰って、『これでいいか』というのをこちらの偉い方がチェックして、『違う違う、もっとこうして』となった時のために、ダメ出しを直す、その日までピクサーさんに抑えられていて…」とその厳重なスケジュール管理を冗談めかしつつ暴露。完成作については「厳しいアフレコと編集を経て見事に仕上がっておりまして、びっくりしました」と満足げで、アンドリュー監督も「本当に素晴らしかったよ」とその仕事ぶりを賞賛していた。

 映画は7月16日から全国公開。

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