エンターテインメント・ウェブマガジン
“赤納め”を撤回した二階堂ふみ
映画『蜜のあわれ』の公開記念舞台あいさつが2日、東京都内で行われ、出演者の二階堂ふみ、大杉漣、真木よう子、高良健吾、永瀬正敏、韓英恵、渋川清彦、石井岳龍監督が登壇した。
本作は、室生犀星が晩年に発表した小説『蜜のあわれ』を映画化したもの。犀星自身を想起させる老作家(大杉)と、彼がめでる少女の姿に変貌する金魚(二階堂)との無邪気かつエロティックな触れ合いを艶やかに描く。
金魚の赤子を演じた二階堂は「17歳のころに原作を読んで、それからずっとこれを映画にしたいと思っていたので、実際にこの日を迎えられてすごく不思議な気持ちと言いますか…。やはり思い続けていたものが一つの作品になるというのはうれしいです」と感慨深い様子であいさつした。
一方「今日で一区切りつくので“赤納め”ですね」と劇中やプロモーションで着続けてきた赤い衣装に別れを告げた二階堂。これを聞いた石井監督が「二階堂さん、赤いドレス、今日でお別れではなくて、ぜひあと1年ぐらいは着てください。すごく寂しいです」と懇願。二階堂も「1人でも多くの方に見ていただきたいので…。赤をもう少し着続けたいと思います」と笑顔で応じた。
また、老作家を演じた大杉は「ちょうど1年前のこの日がクランクイン。書斎のセットで二階堂さんが赤いドレスで現れて『おじさま』というせりふだったのですが、その一言を聞いた時に、赤子がいる、金魚がいると思った。その時に、この映画はきっと人間のいろんなエレメント(要素)が散りばめられた、“味わえる作品”になると感じたんです」と振り返った。
老作家への愛を募らせてこの世によみがえった幽霊のゆり子を演じた真木も「純文学の作家の狂気と危うさを1ページ1ページめくって読んでいるような気分だった」と本作の印象を語り、「赤子もすごくプリティーだったし…。本当に幻想的で、他の映画とは違う世界観が広がっています」と魅力をアピールした。
ドラマ2025年10月20日
及川光博が主演するドラマ「ぼくたちん家」(日本テレビ系)の第2話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、主人公の心優しきゲイ・波多野玄一(及川)と、彼が出会ったクールなゲイの青年・作田索(手越祐也)、トーヨコ中学 … 続きを読む
ドラマ2025年10月20日
日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(TBS系)の第2話が、19日に放送された。 妻夫木聡主演の本作は、早見和真の同名小説をドラマ化。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間 … 続きを読む
ドラマ2025年10月20日
間宮祥太朗と新木優子がW主演するドラマ「良いこと悪いこと」(日本テレビ系)の第2話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、かつて鷹里小学校・6年1組のリーダーだった高木将(間宮)が、22年ぶりにタイムカプセルを掘 … 続きを読む
ドラマ2025年10月20日
timeleszの橋本将生が主演するドラマ「ひと夏の共犯者」(テレビ東京系)の第3話が、17日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、大学生の主人公・岩井巧巳(橋本)が、推しのアイドル・片桐澪(恒松祐里)との夢のような同居 … 続きを読む
ドラマ2025年10月20日
「コーチ」(テレビ東京系)の第1話が、17日に放送された。 本作は、堂場瞬一氏の同名小説をドラマ化。警視庁人事二課から派遣された特命職員向井光太郎(唐沢寿明)の的確なアドバイスによって、悩みを抱えた若手刑事たちが刑事としても人間としても … 続きを読む