エンターテインメント・ウェブマガジン
映画『蜜のあわれ』の公開記念舞台あいさつが2日、東京都内で行われ、出演者の二階堂ふみ、大杉漣、真木よう子、高良健吾、永瀬正敏、韓英恵、渋川清彦、石井岳龍監督が登壇した。
本作は、室生犀星が晩年に発表した小説『蜜のあわれ』を映画化したもの。犀星自身を想起させる老作家(大杉)と、彼がめでる少女の姿に変貌する金魚(二階堂)との無邪気かつエロティックな触れ合いを艶やかに描く。
金魚の赤子を演じた二階堂は「17歳のころに原作を読んで、それからずっとこれを映画にしたいと思っていたので、実際にこの日を迎えられてすごく不思議な気持ちと言いますか…。やはり思い続けていたものが一つの作品になるというのはうれしいです」と感慨深い様子であいさつした。
一方「今日で一区切りつくので“赤納め”ですね」と劇中やプロモーションで着続けてきた赤い衣装に別れを告げた二階堂。これを聞いた石井監督が「二階堂さん、赤いドレス、今日でお別れではなくて、ぜひあと1年ぐらいは着てください。すごく寂しいです」と懇願。二階堂も「1人でも多くの方に見ていただきたいので…。赤をもう少し着続けたいと思います」と笑顔で応じた。
また、老作家を演じた大杉は「ちょうど1年前のこの日がクランクイン。書斎のセットで二階堂さんが赤いドレスで現れて『おじさま』というせりふだったのですが、その一言を聞いた時に、赤子がいる、金魚がいると思った。その時に、この映画はきっと人間のいろんなエレメント(要素)が散りばめられた、“味わえる作品”になると感じたんです」と振り返った。
老作家への愛を募らせてこの世によみがえった幽霊のゆり子を演じた真木も「純文学の作家の狂気と危うさを1ページ1ページめくって読んでいるような気分だった」と本作の印象を語り、「赤子もすごくプリティーだったし…。本当に幻想的で、他の映画とは違う世界観が広がっています」と魅力をアピールした。
イベント2024年3月19日
3月18日、東京都内のNHKホールで、大河ドラマ「光る君へ」のファンミーティングが開催され、出演者の吉高由里子(紫式部/まひろ役)、柄本佑(藤原道長役)、町田啓太(藤原公任役)、ファーストサマーウイカ(清少納言/ききょう役)が出席。約8倍 … 続きを読む
ドラマ2024年3月19日
奈緒と木梨憲武がW主演するドラマ「春になったら」(カンテレ・フジテレビ系)の第10話が18日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 亜弥(杏花)の陣痛が始まった。節子(小林聡美)から初めてお産をメインで任された瞳の緊張が高まる中、夫の祐 … 続きを読む
ドラマ2024年3月18日
門脇麦が主演するドラマ「厨房のありす」(日本テレビ系)の第9話が17日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、自閉スペクトラム症(ASD)の料理人・八重森ありす(門脇)と彼女と暮らすゲイのシングルファーザー(大森南朋)、彼女の料 … 続きを読む
ドラマ2024年3月18日
西島秀俊が主演する日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(TBS系)の第10話(最終話)が、17日に放送された。 本作は、“ある事件”で家族も音楽も失った父親と、そんな父を拒絶し、音楽を嫌う娘が、地方オーケストラを通 … 続きを読む
ドラマ2024年3月17日
原田泰造が主演するドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」(東海テレビ・フジテレビ系)の最終話が16日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、世間の古い常識や偏見で凝り固まった中年男・沖田誠(原田)が、二回り以上年 … 続きを読む