上原多香子、舞台「くちづけ」で本格復帰 「この日を迎えられた喜びでいっぱい」

2015年10月7日 / 19:06

本格復帰する上原多香子

 舞台「くちづけ」の公開稽古が7日、東京都内で行われ、出演者の金田明夫、森田涼花、大和田獏、かとうかず子、柴田理恵、上原多香子、出演のほか作・演出を手掛ける宅間孝行が取材に応じた。

 実話を基に制作されたこの作品は、知的障がいの娘・マコ(森田)とその父親・いっぽん(金田)の切ない愛情を描く。2013年には映画化もされた人気作。昨年9月に夫でET-KINGのTENNさんが亡くなって以降、活動を休止していた上原はこの舞台で本格復帰を果たす。

 報道陣から「お帰りなさい」と声を掛けられた上原は、笑顔で応じながら「稽古は1カ月あったとはいえ、あっという間でした。皆さんにどう感じていただけるか楽しみです」と意気込みのあいさつ。上原が演じるのは、知的障がい者の兄を持つ妹役。自身は健常者の役だが「とても難しかった。実際に知的障がいの女の子のご家族の方に稽古場に来ていただいて、いろんな意見をいただいたり、グループホームを訪問したりしました」と役作りを明かした。

 そんな上原について兄役の宅間は「いい芝居するんです。これはちょっと見ていただきたい。もう踊っているだけじゃないぞ、泣かせるぞと。名演をしております」と太鼓判。さらに「みんなで飲み会をやった時に、たかちゃんが炊飯器を持ってきて炊き込みご飯を作ってくれた。その後も稽古場でたかちゃんが毎日いろいろ炊いてくれる」とほほえましいエピソードを披露。

 照れ笑いを浮かべた上原は、最後に報道陣からあらためて復帰の心境を問われると「ずっと稽古に集中していた。お話をいただいてからやっとこの日を迎えられた喜びでいっぱい。待ってくださっていた方々に早くお会いしたいです」と熱い思いを語った。

 舞台は7日~18日、都内のサンシャイン劇場を皮切りに、12月13日まで全国10都市で上演。

(前列左から)宅間孝行、金田明夫、森田涼花、(後列左から)柴田理恵、大和田獏、かとうかず子、上原多香子

(前列左から)宅間孝行、金田明夫、森田涼花、(後列左から)柴田理恵、大和田獏、かとうかず子、上原多香子


芸能ニュースNEWS

映画『どうしようもない10⼈』の公開が決定 荒廃した近未来を舞台にしたガン・アクション

映画2025年11月28日

 映画『どうしようもない10⼈』が、2026年2⽉21⽇(⼟)から都内・新宿Kʼs cinemaで公開されることが決定した。  本作の舞台は、⽇本が3つに分断され、荒廃した未来世界=ワイルドタウン。⾷うに困る時代に、1⽇1粒で満腹になる“マ … 続きを読む

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「小栗旬の『蜷川です』で大爆笑」「トニー(市原隼人)に真の役者魂を見て胸が熱くなった」

ドラマ2025年11月27日

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第9話が、26日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の全 … 続きを読む

「スクープのたまご」週刊誌記者・日向子が“婚活パーティー”に潜入調査 「ピンチの連発でハラハラした」「理念があれば強くなれる」

ドラマ2025年11月26日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第8話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

「娘の命」“健司”津田寛治の最期に視聴者号泣 「やっぱり気付いていたんだ」「健司さんの人生はふびん過ぎる」

ドラマ2025年11月26日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第8話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「じゃあつく」“勝男”竹内涼真の母を中心に描かれた「神回」 「勝男は優しい、いい息子」「今回も安定の肌着」

ドラマ2025年11月26日

 夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第8話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当た … 続きを読む

Willfriends

page top