川島なお美さん通夜に2300人 夫・鎧塚俊彦氏「最高の、できすぎた女房です」

2015年10月1日 / 22:13

川島なお美さんの通夜がしめやかに営まれた

 9月24日に胆管がんのため亡くなった女優の川島なお美さん(享年54)の通夜が1日、東京都内でしめやかに営まれた。喪主は夫でパティシエの鎧塚俊彦氏が務め、古谷一行、薬丸裕英、三波豊和、永井大、川崎麻世、秋元康氏、デーブ・スペクター、南野陽子、神田うの、中島美嘉、松嶋菜々子、荒川静香、山田まりや、デヴィ夫人ら著名人・関係者が1500人、ファン800人が参列した。

 遺影を中心にワインレッド色の花が舞うようにデザインされた祭壇には、川島さんの宝物という生まれ年の高級ワインやワイングラス、今年1月に亡くなった愛犬「シナモン」の人形などが飾られた。棺の中には思い出の写真、楽屋のれん、衣装、ゴルフボール、シナモンの洋服が入れられ、川島さんには白いドレスを着せたという。

 喪主あいさつで鎧塚氏は、川島さんの最期について「ずっと眠っていたのですが、私の手をしっかり握り、頭を上げて僕の目をしっかりと見つめてほっと魂を吐くように一つ息を吐き、人生の舞台は幕を閉じました。最後までとても立派だったと思います。川島なお美は最後までやっぱり川島なお美のままでした」と称えた。

 通夜の後には報道陣の取材に応じ、「僕は人前でのろけるということはできないタイプですが、こういう席ですから言わせていただきます」と前置きしながらも「一度大げんかをしたときに、僕もそんな気はなかったのですがけんかですから、『じゃあ離婚しよう』と言ったら、『絶対に死んでも別れないから覚悟して』と言われて。それにじーんときちゃって」と懐かしい思い出を語った。

 川島さんには医師から受けた余命を伏せていたといい、抗がん剤治療を選ばなかったことについて「女房は真面目で勉強熱心。抗がん剤をやらなかったのは、誰かに吹きこまれたとか無知だったとかではなく、勉強していろいろな方の意見を聞いて、一緒になって決断してきたことです。女房には悔いはないと思います」と言い切った。

 あらためて川島さんを「最高の女房。できすぎた女房です」と感謝を込めて振り返り、「明日(葬儀・告別式)は川島なお美らしく、もうこの世には帰って来られないので、華々しく見送ってあげたい」と思いを語った。

 また、参列した山田邦子は「最後まで働いていたんだなと、あらためて偉かったと思います。すさまじかったです。とりつかれたように必死に頑張っていました。ありとあらゆることをしました。無念でした。同い年ですし、長きにわたってお仕事もプライベートも一緒でしたからとても寂しいです」と悔しさをにじませた。

 川島さんが降板したミュージカル「クリスマス・キャロル」の代役を務める女優の渡辺めぐみは「稽古をしていく中で(なお美さんは)すごくやりたかっただろうなと分かるので、バトンをいただいた以上は最後まで握りしめ、千秋楽までしっかり幕が開くように稽古も一生懸命頑張ろうという気持ちでいます」と涙をこらえながら決意を語っていた。

通夜後に報道陣の取材に応じた鎧塚俊彦氏

通夜後に報道陣の取材に応じた鎧塚俊彦氏


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