愛之助“歌舞伎初心者”役に苦労 「身のこなしが美しい」にガックリ

2015年7月31日 / 19:03

 (左から)真飛聖、早乙女太一、片岡愛之助、貫地谷しほり、波乃久里子

 新橋演舞場8月公演「もとの黙阿弥」の公開舞台稽古が31日、東京都内で行われ、出演者の片岡愛之助、早乙女太一、貫地谷しほり、真飛聖、浜中文一(関西ジャニーズJr.)、波乃久里子が稽古前に取材に応じた。

 井上ひさしの戯曲を舞台化した本作は“主従の入れ替わり”を軸に展開する喜劇。1983年、2005年に続き3度目の上演となる。

 初日を明日に控え、愛之助は「いよいよですね。基本的に喜劇。(演出の)栗山(民也)さんいわく『これは井上ひさしのコント集』とのことなので、初めて見る方にも大いに笑っていただけたら」と笑顔でアピールした。

 また、劇中劇で真飛と一緒に歌う場面がある早乙女は「宝塚でずっと鍛えられた方と一緒に歌うというのは死ぬほど嫌な気持ち。でもその気持ちに負けないで頑張りたい」と語った。それを聞いた貫地谷は「そんなことを言っているけど、早乙女さんの歌はすごくすてき」と絶賛し、「私たちは歌がなくて良かった」と胸をなでおろした。

 ところが、貫地谷も愛之助と歌舞伎劇を行う場面がある。二人共、歌舞伎“初心者”という設定とあって、愛之助は「逆に貫地谷さんを見習ってやりました」と初心者を演じるのに苦労した様子。

 それでも、貫地谷から「愛之助さんも(演技で)下手にやってるのですが、やはり身のこなしが美しくてすてきだった」と褒められ、愛之助は「駄目じゃん、それじゃ」と苦笑いを浮かべた。

 この日、終始おとなしかった浜中は、最後に見どころを問われるも「皆さんにすべて言っていただきましたので僕はありません。とにかく頑張ります」と口を真一文字に結び、笑いを誘った。

 舞台は8月1日~25日まで都内、新橋演舞場、9月1日~25日まで大阪、松竹座で上演。


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