WOWOW連続ドラマW「贖罪(しょくざい)」制作発表記者会見が1日、東京都内で行われ、小泉今日子、蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴と黒沢清監督が登場した。
「贖罪」はデビュー作「告白」の文庫本が200万部を突破し、映画も大ヒットを記録した作家・湊かなえ3作目の衝撃のミステリー。今回、黒沢監督によりドラマ化され、来年1月8日から全5話がWOWOWで放送される。
小泉が黒沢監督に「大ファンです」と伝えると、「僕もファンなんです。
ファン同士で仕事ができてこんな幸せはないです」と互いの強い信頼関係をのぞかせた。
蒼井が本作の見どころについて聞かれると、代わりに小泉が「生着替えがすてきでした。背中がきれいでした」と答える場面もあった。
「贖罪」に掛けて“償いたいこと”があるか問われた小泉は「45年も生きていますと、小さな罪を重ね重ね、そして重ねて生きているので、口にするのも嫌です。」と語り、小池は「“償ってくれ”って名乗り出てもらった方がいいと思います」とコメントし、会場を笑わせた。
小泉が今回演じる母親の冷酷さに掛けて“怖いところ、冷酷なところとは?”との質問に「人にあまりいろんなことを求めない代わりに、自分にも求めない薄情な冷酷さを持っている気がします」と明かした。