初春新派公演「東京物語」の製作発表記者会見が16日、東京都葛飾区の柴又帝釈天で行われ、脚本と演出を手掛ける山田洋次監督と出演者の水谷八重子、波乃久里子、安井昌二、英太郎、瀬戸摩純が登場した。
監督生活50周年を迎える山田と出演者たちは、記者会見の前に、柴又駅前から帝釈天までお練りを、帝釈天では舞台の成功を祈願した。
山田は「柴又には時々来ますよ。もう何十年も歩いてます。僕にとって第二の故郷とも言える柴又ですから」と懐かしんだ。
水谷は「『麦秋』に続いて小津作品を山田監督が手掛けてくれる。このままシリーズ化してくれるとうれしいですね」と期待を口にした。波乃は「山田監督が新派を愛してくださってラッキー。御利益があるように、先ほどお賽銭をたくさん入れてきました。日本人が無くしちゃいけないものがたくさんあると思う。舞台ではそれを感じてください」とアピールした。
初春新派公演『東京物語』は2012年1月2日~24日まで、東京都中央区の三越劇場で公演。