俳優の高杉真宙(まひろ)、剛力彩芽、鶴田真由らが25日、東京都内で行われた映画「カルテット」東京国際映画祭公式上映の舞台あいさつに登場した。
本作が初主演映画となる高杉は「失敗の連続でしたが、共演者やスタッフの皆さんに助けていただきました。映画は音楽を通して家族がつながる物語で、映画を見るだけでなく、作品中のクラシックも聴いて楽しんでいただきたいです」と語った。
東日本大震災で液状化被害を受けた千葉県浦安市での震災直後の撮影について、剛力は「エキストラのほとんどは震災の被害を受けた浦安市の皆さんでした。撮影時は寒くて、私たちはダウンジャケットを借りていたけど、浦安市の皆さんは着てこられた服だけ。寒さの中、『寒くないですか。大丈夫ですか』と声を掛けてもらったときは“本当にやってきて良かった”と思いました」と、当時の感激を口にした。
映画「カルテット」は、来年1月7日から東京・丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。