映画「シャンハイ」の特別試写会が16日、都内で行われ、出演した渡辺謙と菊地凛子が登場した。
アヘン中毒の日本人女性という難役を演じた菊地は、「作品の中でキーを握る役。非常に集中力が必要だったけど、難しいからこそやりがいがあった」と話した。
一方、日本軍情報部の“タナカ大佐”を演じた渡辺は、「監督と話して、僕の役はドイツでもアメリカでもなく、イギリス英語を話すのではないかという結論になった。だから一から英語を勉強し直した。日本刀のシーンは、日本人の精神世界や習慣を考えて、アクション監督と一緒に作っていった」と役作りへのこだわりについて語った。
今回が初共演となった2人。渡辺は菊地の印象について、「いろんな国でいろんな監督と仕事をしているから、鍛えられているなと思った。一緒のシーンは少ないけど、仕上がりを見てそう感じましたね」と絶賛した。
映画「シャンハイ」は8月20日から丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。