坂東三津五郎、「家に帰りたい」 手術乗り越え退院会見

2013年10月2日 / 20:19

 退院したその日に元気に会見した坂東三津五郎

 膵臓(すいぞう)に腫瘍が見つかり治療していた坂東三津五郎が退院した2日、東京都内で会見した。

 三津五郎は、毎年恒例の定期健診を今年はスケジュールの都合で前倒しして7月に受けたところ、すい臓に気になる部分があると医師に診断された。精密検査を受けたのちに8月は予定通り公演を務め、8月末に都内の病院に入院して9月3日に膵臓膵体尾部腫瘍(すいぞうすいたいびぶしゅよう)切除の手術を受けた。

 冒頭で9月に出演予定だった舞台の休演を各所にわびるとともに、これまでの経過を説明。「無事に手術が終わりまして、今日に至るまで術後の経過も非常に良好で、本日午前に無事退院することができました」と報告し、年内に出演予定だった11月と12月の舞台は休演することも発表された。

 入院中は「病院の廊下を回遊魚のように歩き回っていました。具合が悪いということはまったくなく、元気にしてご飯も食べていました」と振り返り、来年の復帰を目指して「病に打ち勝って再び皆さんの前に元気な姿をお見せできるよう努力を続けてまいります。リハビリをしながら体力の回復に努めます」と力強く語った。

 さらに「自分としてはいろんなことをやれた人生ですけれど、私に教えてくださった先輩たちから預かった荷物を、まだ預かったまま。なんとかこれを次の世代に早く渡さなければいけない。それが自分に与えられた一番の責務だろうなと考えていました」と今後の歌舞伎界での自身の役割について、思いを巡らせていたという。

 最もうれしかった見舞いは「僕が9月に休演しまして、自分がやるはずだった代わりに息子(坂東巳之助)が出て『無事に終わりました。お客さまに喜んでいただけました』と報告に来たときですかね」と笑顔をのぞかせた。今やりたいことは「まだ家に帰っていないので、家に帰りたい」と元気に語っていた。

 また同日、歌舞伎俳優の中村獅童が東京・新橋演舞場で主演舞台の囲み取材に応じた際、三津五郎について「お見舞いに行かせていただいていて、とてもお元気でした」と入院中の様子を語った。「『病気が分かっても(体は)どこも変わらないんです、だから逆に怖い病気だ』とおっしゃっていた。まだお元気でいてほしいし、(実際にも)思った以上にお元気でした」と退院を喜んでいた。


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