戦場カメラマンの渡部陽一が2日、「渡部陽一写真展」を開催中の柏タカシマヤでトークショーを行った。
今回は、約80点の写真が展示され、渡部にとっては最大規模の写真展となった。
渡部は、「戦場カメラマンになって一番最初の夢が、写真展を開くことだったので、とてもうれしいです」と独特の口調で喜びを表した。
そして、トレードマークのベレー帽を取って、「普段の僕はこんな感じです。いかがでしょうか~」と笑顔で語り掛けた。このサプライズ演出に会場からは歓声が上がった。
また、東日本大地震の被災地への取材も積極的に行っている渡部は、「今まで、スマトラ、ジャワ島など、被災地の取材は何度もしましたが、こんなにも悲しく悲惨な状況はありませんでした。言葉を失いました」と語り、「今後も、被災地に足を運び、復興への希望を取材していきたいです」と予定を明かした。