フジテレビ系時代劇ドラマ「女信長」の制作発表会見が２６日、東京都内で行われ、織田信長役の天海祐希ほかが出席した。
本作は直木賞作家・佐藤賢一の同名小説をドラマ化。独創的な発想と行動力で天下統一を成し遂げた織田信長が実は女性だったという設定で歴史上の謎がひもとかれていく。
信長と本来の女性の姿である御長（おちょう）の“二役”を演じる天海は、大きく足を開いて着席すると「ちゅうちょしました。今日は衣装に合わせて開きますが、いつもはちゃんと座ってます」と弁解。信長役には「原作が出たとき真っ先に読んだ作品。いつかこんな役ができたらいいなと思ってたので、ものすごくうれしかった」と喜んだ。
明智光秀を演じる内野聖陽は「天海信長にいじめられた明智は幸せでした」とすがすがしい表情。信長の妹・御市役の長澤まさみも「厳しくも強い姉にたくさんひどい思いをさせられるんですが、現場で天海さんには本当に姉妹のように接していただいて」と苦笑した。
天海の信長ぶりについては、「かっこよくて見とれてしまいます」（長澤）、「すごくヒゲが似合っていました」（藤木直人）、「とにかく、信長との一番の共通性はその残虐性ですよね。ここが一番言いたいところ」（内野）とそろって絶賛。天海も「男の人を足蹴(あしげ)にする役なんてなかなかないので、とても楽しんでやらせていただきました」と笑わせた。
ドラマは４月５日、６日午後９時から２夜連続放送。