本木雅弘が「坂の上の雲」で演技賞を受賞 「阿部さんはローマ人に変身しているとか…」

2012年6月22日 / 23:06

 放送文化基金賞で演技賞を受賞した(左から)本木雅弘、小泉今日子 (c)KYODONEWS

 第38回放送文化基金賞の贈呈式が22日、東京都内で開催され、演技賞を受賞した小泉今日子と本木雅弘ほかが登壇した。

 小泉はテレビドラマ番組賞を受賞した「木曜劇場 最後から二番目の恋」で演じた吉野千明役、本木はテレビドラマ本賞を受賞した「スペシャルドラマ 坂の上の雲」の秋山真之役での演技でそれぞれ受賞した。

 小泉は受賞スピーチで「最近テレビを見ていても若い人を中心に作られていて少し疎外感みたいなものを感じていた」と明かし、「私たちは大人が楽しめる番組を作ろうと、みんなの気持ちを一つにして作りました。“諦めない”と現場で何度も思いましたし、毎日、本当にいい作品を作ろうと意気込んでいました」と撮影を振り返った。

 一方、本木は「撮影の間に、香川(照之)さんには2番目の、私には3番目の子どもが生まれ、阿部(寛)さんに至っては撮影中に結婚して実はこっそりお子さんも生まれていました。最近はローマ人に変身しているとかで…」と阿部が主演した映画「テルマエ・ロマエ」にも触れて会場を沸かせた。

 また、「僕ももうすぐ47歳。おなかをへこませてごまかしている中年になりますが、年を重ねるごとにいかに自分が未熟かということに気付かされるという変な悪循環があります」と意外な悩みを告白。

 「それを正すためにも役者という仕事は自分にとって半ば自虐的な表現なんですけれども非常に重要なものとなっています」と俳優としての熱い思いを語った。


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