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JOCの山下泰裕会長(左)と松岡修造
「想いを一つに、史上最高のオリンピックへ『がんばれ!ニッポン!全員団結プロジェクト』発表イベント」が2日、東京都内で行われ、松岡修造、吉田沙保里ほかが出席した。
「東京2020オリンピック日本代表選手団公式応援団長」に任命された松岡は「僕にとっては、ウィンブルドンのベスト8とか、そういうものとは比べ物にならないほどの誇りです」と目を輝かせた。
元プレーヤーとして「開催1年前の心境は?」と尋ねられると、「僕はメダルを取れるような錦織(圭)選手や大坂(なおみ)選手とは違うので、プレッシャーの掛かり方も全然違う」と前置きしながらも、「選手たちにインタビューをしていると、途中で聞いている自分の心が苦しくなるぐらい、東京(開催)ということに、とてつもない重圧を感じている選手が多い」と明かした。
「ただ、そこからは絶対に逃げられないし、選手はそこで闘うことを本当に望んでいる。だからこそ前向きに、勇気を届けられる応援というものを考えていきたい」と抱負を語った。
さらに「世界46位が偉そうに言える立場ではないが、五輪が終わったときに『実力を発揮できなかった』『頭が真っ白になった』といった言葉を聞くのは一番嫌なんです。(本番が)来るのは分かっている。だからこそ選手は、覚悟を決めてそこに向かってベストを尽くす。それしかできない。それを僕らみんなの応援でサポートしていきたい」と言葉に力を込めた。
応援のコツを問われると、「全員が松岡修造になったら、日本はおかしくなります」と苦笑しながら、「声を出したり、動きをつけることだけが応援ではない。思いを伝えることが応援。まず一番は東京で闘うアスリートをみんなが知っていくこと。選手のこれまでの生きざまを知れば知るほど、間違いなく応援したくなる」とアドバイスした。
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