りゅうちぇる「長男リンクには“自分らしさ”を伝えたい」 北海道地震、台風被災者には「一緒に前を向いていこう」

2018年9月8日 / 13:21

 長谷部健渋谷区長(左)とりゅうちぇる

 渋谷ダイバーシティエバンジェリスト任命式が8日、東京都内で行われ、モデルでタレントのりゅうちぇるが登場した。

 日本財団と渋谷区は、教育・子育て・LGBT・スポーツなどをテーマにした、多様な未来を考える都市回遊型イベント「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2018」を開催している。

 エバンジェリスト(伝道師)に就任したりゅうちぇるは「僕は小さい頃から、好きなものがほかの男の子と違っていて、性別に疑問を抱く瞬間がたくさんあったんです。でも、自分を表現できる原宿に来て、自分らしく生きていたら、運命の人に出会えたり、すごく幸せな毎日を送れているので、自分らしく生きることの大切さを伝えていきたいです」と意気込みを語った。

 長男リンクくんが誕生し、父親になったりゅうちぇる。「リンクくんは、どんな人になってほしい?」と質問されると、「僕は親に『普通の男の子はメークをしないよ』とか、『こんなファッションしないよ』って言われていて、親にさえ自分の個性を許してもらえないんだって思った時期があったんです」と苦悩を明かし、「自分らしく居続けたら、人生が楽しく華やかになって、自分らしい色で染められていくよって、リンクに伝えていきたいです」と熱く語った。

 また、台風21号と北海道で起きた地震の被災者に向けて「とても怖い気持ちになりながらも、前を向いていく姿勢はカッコいいなと思います。僕のSNSにもたくさんコメントが来ました。僕たちにもできることは絶対にあるんですよね。一緒に前を向いていこうって伝えたいです」と語った。


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