映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」のプレミア試写会舞台あいさつが6日、東京都内で行われ、主演のメリル・ストリープとフィリダ・ロイド監督が出席した。
本作は“鉄の女”と呼ばれた英国初の女性首相マーガレット・サッチャーの栄光と挫折を描く。
ストリープは、観客席を通って花束を受け取りながら登場。「サッチャー元首相は物議を醸した人ですが、彼女を通して人間を描いたドラマなので、皆さん楽しんで」とあいさつした。
先にアカデミー賞主演女優賞を受賞したストリープは、「(受賞の瞬間は)とてもハッピーでした。私はもういい年ですし、『もう何も感動しないわ』と思っていたのですが、頭が真っ白になって…。それぐらい興奮しました」と心境を明かした。
受賞直後の来日については、「震災から一年目のこの時期に、映画を持ってこられて非常に名誉に思う。この映画を犠牲になった方々、今も苦しまれている方々に差し上げたい。希望があれば、必ずこれからいいことがあることを伝えたい」と力強く話した。
映画は3月16日からTOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー。