ミュージカル「アメリ」の公開稽古が24日、東京都内のスタジオで行われ、出演者の渡辺麻友、太田基裕ほかが登場した。
2001年の大ヒット映画『アメリ』を基に、昨年4月に米ブロードウェーで上演されたミュージカルを、日本で初上演。
想像力豊かなヒロイン・アメリ役でミュージカル初主演を果たす渡辺は「大役を任せられ、とても大きなプレッシャーがありますが、精いっぱい全身全霊で、死ぬ気でこの作品にぶつかっていきたい」と意気込みを語り、「ぜひ劇場に足を運んでください」と呼び掛けた。
この日は、パリに向かうアメリの不安と希望を歌った「夢見る人は生きづらい」など2曲を披露した。その後、囲み取材で手応えを聞かれた渡辺は「すごく緊張しました。声も震えてしまったので反省点もあります」と苦笑い。
「今はいっぱいいっぱいだけど、楽しむ余裕を持てるように」と今後の課題も明かし、「世界中で多くの人に愛されているキャラクターなので、少しでも受け入れてもらえるよう、私なりのアメリを作っていけたら」と言葉に力を込めた。
会見中には、共演者から「“べーなべ”さん」と呼ばれていることも明らかに。渡辺は「この前、稽古後にみんなでご飯に行ったのですが、そこで『呼び名を決めよう』となって。『何て呼ばれたいの?』と言われ、特に希望がなかったら『じゃあ、べーなべにしよう』ということでこれに決まりました」と笑顔で説明した。
また、22日に卒業コンサートを行った乃木坂46の生駒里奈の話題も。先輩として「ソロ活動をする上でのアドバイス」を求められた渡辺は、恐縮しながらも「生駒ちゃんは私にとってのソウルメイト、同志というか…考え方、生き方などで深く通じるものがある特別な存在。自分を持ってしっかりやっていけば絶対に大丈夫だと思います」とエールを送った。
先日、生駒から「『アメリ』絶対に見に行きます」と連絡があったことを明かし「待ってます!」と声を弾ませた。
舞台は5月18日~6月3日、都内・天王洲 銀河劇場、6月7日~10日、大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。