ジェームズ・キャメロン監督来日 あの「タイタニック」が3Dに

2012年3月30日 / 20:07

 映画「タイタニック 3D」の来日記者会見が30日、東京都内で行われ、ジェームズ・キャメロン監督とプロデューサーのジョン・ランドー氏が出席した。

 本作は、大ヒット作「タイタニック」(97)を3D化したもの。キャメロン監督は「今年はタイタニックの沈没から100年目に当たる。事件そのものにもう一度注目してほしいと思ったし、自分自身もタイタニックには興味が尽きない」と語った。

 また、2Dを3Dに変換するのは大変な労力が必要と説明しながら、「なぜそんな面倒なことをしたかと言えば、私は3Dが大好きだし、3D化することでもう一度大きなスクリーンで作品を見てもらえる。作品に新しい命が吹き込まれ、新たな世代にアピールできると思った」と3D化の動機を語った。

 さらに「この映画の反応を見て、ほかの映画の3D化も考えてみる。特に『ターミネーター2』は3D向きだと思う」と言葉を続けた。

 キャメロン監督は先日、マリアナ海溝の最深部のチャレンジャー海淵への単独潜航に成功した。「学術的な意味も含めて人跡未踏の場所に心引かれる。私はエンジニアだから、予算があれば次は火星に行けるロケットも作りたい」と“冒険家”の一面も垣間見せた。

 映画は4月7日から全国ロードショー。


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