バレエダンサーの熊川哲也が2日、東京・Bunkamuraオーチャードホールの芸術監督就任記念作品として公演される「シンデレラ」の初日記者会見に出席した。
出演する側から、芸術監督・演出・振り付けという作り手の側に回った熊川は、「構想に数年、制作に半年かかり、照明やダンサーのバランス、テクニカルなところを調節するのが難しかったのですが、苦労のかいがあって初日を迎えた今は、すがすがしい気持ちです」とコメントした。
芸術監督として取り組みたいことについては、「劇場に色を付けていい雰囲気づくりをしていきたいです。演目のジャッジメントをするというのは大げさですけど、アドバイザーとして世の中にシアター文化やバレエ文化を広めていきたい」と意気込みを語った。
最後に、2月2日は“夫婦の日”とされていることから、「誰かお相手はいますか」と質問されると、「僕はもうシンデレラに恋しちゃってて駄目ですね」とうまく質問をかわして笑いを誘った。