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大ヒット曲「Ordinary」で一躍脚光を浴びたアレックス・ウォーレンは、祝うに値する素晴らしい一年を過ごしている。だが最近米ビルボードで公開された対談で、24歳のシンガー・ソングライターはその急上昇の成功をまだ実感できないと語った。
「Ordinary」は、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で1位を獲得したほか、同グローバル・チャート“Billboard Global 200”では9週1位、米国を除外した“Billboard Global Excl. U.S.”では7週1位を記録した。『Wine About It』のポッドキャスター、QTシンデレラとの対談で彼は、全米No. 1を記録した際に何かお祝いをしたのかと聞かれると、「実は何もしてないんです」と答え、「実際問題として現実味がなかったんですよ」と続けた。10歳でスケートボードのユーチューバーとしてキャリアをスタートさせ、ハイプハウス(米カリフォルニアに拠点を置く若いTikTokタレント集団)のメンバーだったウォーレンは、自身の成功が“業界の仕組んだこと”というネット上の噂を茶化した。
二人はIn-N-Out Burgerで肉とポテトの朝食をとりながら会話を楽しんだ。その際、QTはウォーレンの細かい注文(「バーガーはよく焼いて、バンはさらにトーストして、刻んだチリを追加、チーズとトマトはなし、グリルした玉ねぎを丸ごと追加、アニマル・スタイルで、ソース付き」)をからかった。彼はまた、ポップ・スターとしてブレイクする前に短期間車中泊をしながら生活していた頃、この大好きなバーガー・チェーン店で水のカップにソーダを注いでいたという、有名になる前の日々についても語っている。
ウォーレンが妻で元ハイプハウスのメンバーであるコーヴァー・アノンと18歳の時に出会った経緯に触れたほか、QTはウォーレンが「Ordinary」を、妻との“普通ではない”関係について書いた曲であることを指摘した。彼は、「僕が楽曲を書くとき、妻が壁越しにそれを聞いてしまうことが問題なんですよ。僕の楽曲のコーラスは自分と友人たちだけなので、1時間半の間、自分と友人たちが音を立てているだけなんです」と、自身の少々変わったレコーディングの仕方に対する妻の忍耐強さについて説明している。
「最終的に彼女は楽曲のあらゆるバリエーション、声のひずみのひとつひとつ、僕が曲を覚える様子、僕たちの作ったくだらない歌詞、そしてそれを修正する過程をすべて耳にしているわけです。その結果、彼女は(うんざりした様子で)“すごい、すごくいいよハニー!”って感じで」と彼は語ったが、「Ordinary」に関してだけは妻が“とても気に入っていた”と付け加えた。
両親を亡くした痛みについても語った彼は、苦労したおかげで“みんなのために”音楽を書くことができるようになったと語っている。「僕は両方の立場を経験しています。今ではある程度の成功を収め、妻とともに安定した生活を送れるようになりましたが、一方でお金がなく、妻をどう養えばいいか分からない時期もありました。曲を書き上げるとき、できるだけ多くの人々に響くものになってほしいと思うものです」と彼は述べた。
特注のバーガーを口いっぱいに頬張りながら、ウォーレンは現地時間2025年7月18日にリリースされるデビュー・フルレングス・アルバム『ユール・ビー・オールライト、キッド』について興奮気味に語った。彼はこのアルバムが2024年のEP『ユール・ビー・オールライト、キッド(チャプター1)』の続編であることを明かした。ウォーレンは、「最初の作品がすごく好評だったので、絶対に失敗したくない。しっかり乗り続けていくだけです。(ある作品に)続編があって、4つのバージョンがあって、どこで止めるべきかわかってないような感じです」と説明している。
彼は、EPがこの時点までに書いたすべての曲で構成されている一方、21曲入りのアルバムは“さまざまなサウンドを試した”ものであり、正直に言えば、今過去の自分に話しかけることができるとしたら、その答えに相当するものだと話している。QTが、「聴くと泣いてしまいそう」と言うと、「数回だけだよ」とウォーレンは答えた。
“人生が完全なものになるような”理想のコラボ相手について尋ねられたウォーレンは、迷わずビリー・アイリッシュと答えたが、「彼女は絶対にやってくれないでしょうね。彼女にぴったりだと思う曲を書いたんですが、実現はあり得ないと思う」と続けた。
インタビューでは、ウォーレンの隣人であるジェリー・ロールとのアップテンポな楽曲「Bloodline」、BLACKPINKのロゼとのデュエット曲「On My Mind」、そして今年の【コーチェラ】で開催されたエド・シーランの【Old Phone Pub】ポップアップで、長年憧れてきた存在であるエドと「Ordinary」を演奏したことについても触れている。
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