AiScReam「愛▽スクリ~ム!」は海外のどんな国で聴かれている?

2025年5月9日 / 16:00

 世界でヒットしている日本の楽曲をランキング化した “Global Japan Songs Excl. Japan”。今週は、AiScReam「愛▽スクリ~ム!」が、自己最高となる3位にチャートインしました。

 AiScReamは『ラブライブ!シリーズのオールナイトニッポンGOLD』から誕生した、ラブライブ!シリーズ初の作品横断ユニット。Aqours、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、Liella!より、それぞれ黒澤ルビィ(CV:降幡 愛)、上原歩夢(CV:大西亜玖璃)、若菜四季(CV:大熊和奏)が参加しています。

 「愛▽スクリ~ム!」は、1月22日にシングル表題曲としてリリースされ、2月1日・2日に開催されたシリーズ合同ライブで初披露されました。そのライブ映像が3月6日にTikTokのラブライブ!シリーズ公式アカウントに投稿されると、キュートなコール&レスポンスが大きな話題に。以降、リップシンクを中心に、二次創作アニメ、推し動画、ダンスカバーなど、多種多様なUGC(ユーザー生成コンテンツ)がSNS上に拡がっていきました。

 その勢いは国内のみに留まらず、直近のグローバル・ジャパン・ソングスでは、18位→9位→3位と右肩上がりのチャートアクションを見せています。では、「愛▽スクリ~ム!」は海外でどう広がっていったのか、ルミネイトの音楽分析ツール「CONNECT」で地域別ストリーミング推移を調査しました。

■「愛▽スクリ~ム!」地域別ストリーミング推移(ウィークリー)はこちら

 ライブ動画が投稿された直後のWEEK9(集計期間:2/28~3/6)の時点では、国外からのストリーミングは日本の3分の1程度とわずかでした。しかし、そんな中でも韓国、タイは増加傾向を見せており、これらの国は、バズ以前よりラブライブ!シリーズの注目度が高かったことが推測されます。

 また、WEEK10(集計期間:3/7~13)では、インドネシア、フィリピン、メキシコ、ブラジルなど、アニメカルチャーやショート動画人気の高い国がストリーミング数を増加させました。「ミーム化」が本格的に進んだWEEK12(集計期間:3/21~27)では、北米・ヨーロッパでもストリーミングの大幅な増加が見られるようになりました。

 さらに、3/29のIVEを皮切りに、人気K-POPグループが相次いで本楽曲を使った動画を投稿しました。WEEK14(集計期間:4/4~10)では、Kep1er、BOYNEXTDOORら多くのグループが動画を投稿し、日本を除く国/地域別のストリーミング数で、韓国が1位に躍り出ました。その後もTOMORROW X TOGETHER、TWICEなど人気グループの投稿が続いたり、aespaがイベント内で楽曲の一部を生歌披露したりと話題が絶えず、韓国では約1か月にわたり高水準をキープしました。

■「愛▽スクリ~ム!」韓国内のストリーミング推移と主なグループの動画投稿日はこちら

 「愛▽スクリ~ム!」は現在、アジアを中心に世界各国でストリーミング数を伸ばし続けています。日本国内でも、新人ソングチャート“Heatseekers Songs”で2位、総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”でもチャートイン間近と、さらなる広がりが期待されます。

◎「愛▽スクリ~ム!」国外ストリーミング数 トップ10
(集計期間:2025/1/22~5/6)
1位 韓国
2位 アメリカ
3位 インドネシア
4位 フィリピン
5位 台湾
6位 ブラジル
7位 タイ
8位 インド
9位 マレーシア
10位 メキシコ

▽=特殊記号の白抜きハート

※本記事は、ビルボードジャパンとルミネイトのメールマガジンにて配信された内容を加筆・修正したものです。グローバルで音楽データを分析できるツール「CONNECT」の詳細およびメールマガジンの登録は下記ページをご確認ください。
https://www.billboard-japan.com/luminate/


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