堂本剛「街(movie ver.)」が映画『まる』主題歌、レコーディング風景も公開

2024年9月26日 / 09:15

 堂本剛が27年ぶりに映画主演を務める『まる』の主題歌が、堂本剛の「街(movie ver.)」に決定した。

 2024年10月18日に公開される本映画で堂本剛が演じるのは、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。ある日、通勤途中の事故で負った腕の怪我が原因で職を失い、部屋で見つけた1匹の蟻に導かれるように描いた〇(まる)を発端に、日常が〇に浸食され始める奇想天外な物語で、堂本剛は.ENDRECHERI.と堂本剛のWネームで、初の映画音楽にもチャレンジしている。

 主人公・沢田を取り巻くキャラクターには、綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、柄本明、小林聡美が出演。監督は、荻上直子が務めている。

 主題歌となる「街(movie ver.)」は、2002年にリリースされた堂本剛「街」を映画の為に再レコーディングした音源。レコーディング風景などが収められた主題歌発表映像も解禁となった。現状「街(movie ver.)」リリースの予定はなく、フルで聴けるのは映画本編内のみとのこと。

◎堂本剛 コメント
 楽曲そのものは僕自身が人のことが好きじゃなかった時期に書いた曲で、傷つけられたり傷ついたりもするけれど、自分の中にある痛みを忘れたくないなという想いが宿っているんです。若い頃の自分の燃えたぎる闘いの痕跡と言いますか、痛みを忘れてしまうと人を傷つけてしまうかもしれないから、見失わないようにという強い心を歌っている曲なんですよ。だから、歌うたびに若いときの自分と対話することになるんですけど、その構図って『まる』という作品と一緒なんですよね。そうやって自分と向き合ってみて……当時からすごく変わったかと言うと、そんなに変わっているわけでもなくて。そこも沢田と重なるんです。たまたま描いた『〇』で脚光を浴びていきますけど、『いや、こういうことじゃないのにな』と思って、描きたい絵を描くことで自分にとっての幸せ、喜びを実感するようになっていったのと、すごく似ているんですよね。『街』という楽曲も歌うたび、若いながらに自分自身であろうとした頃に戻っていけるからこそ、今回の映画のためだけのバージョンを歌う意味があると思ったので、考えるよりも感性的なものを大事にする、といったゾーンの中で歌唱させていただいて。ラストを自分の歌で締めさせてもらえるという、とてもぜいたくな作品になりましたし、『街』という楽曲を沢田が歌っていると錯覚するような着地の仕方をした気がするので、歌えて幸せだったなと思っています。

◎プロデューサー:山田雅子(アスミック・エース)コメント
今回、荻上監督と堂本剛さんのコラボが実現するのであれば、演出家と主演俳優という決められた役割にとどまらせたくないなという、プロデューサー目線での欲がありました。
映画を主戦場としてきた荻上監督と、今はお芝居から少し距離をおき、音楽をメインに活躍している堂本剛さん…それぞれ強い世界観を持ったお二人がタッグを組んで、それぞれの作家性で新しい地平を切り開くことはできまいか。ミュージシャンの剛さんに映画音楽をお願いすることは必然、主演のオファーと同時に相談させていただきました。
そして、普段ほぼあて書きをしない荻上監督が、ずっと気になっていたという存在の剛さんと向き合い、お互いを人間同士として理解し合い、沢田というキャラクターを立体化させていく過程で、主題歌は剛さんの代表的な楽曲でもある『街』はどうだろうか、と荻上監督に相談したところ…「実は脚本を書きながら聞いていたのが『街』でした」というお返事。
ここだけの話、荻上監督は主題歌に積極的なタイプの作家ではないのが分かってはいたので、その前向きな返答に驚きました。とはいえ、剛さんが最もしんどかったであろう時期にかかれた、思い入れのあるソロデビュー曲を主題歌として使わせていただけるだろうか。私としては、だからこそ、という気持ちが強くありました。このタイミングで荻上監督と堂本剛という2人のアーティストが引き寄せ合い、27年ぶりの単独主演作品が実現した。その物語は、もし、堂本剛がスーパースターじゃなかったら?というパラレルワールドともとれるもの。剛さんが辛かった時期の心情が投影された楽曲が、20年以上たった今<>という剛さんのあて書きだが剛さんではない、ある男の人生の物語を締めくくる楽曲として新たな存在感を獲得する…、元の楽曲が素晴らしくないとそうそうできることではありません。この提案に剛さん自ら「それなら45歳の今の自分の声で新録したい」と言っていただき、今回の、映画館でしかフルで聞けない幻の主題歌『街(movie ver.)』が誕生しました。
その説得力は凄まじく、主人公がこの先どう生きていくのか、物語が終わった…。(まる)…の先を想像させてくれる、物語の一部として確かに存在している、そんな唯一無二の主題歌になっていると思います。

◎映像情報
YouTube『映画『まる』主題歌発表映像』
https://youtu.be/ujhlsm6DB4U

◎映画情報
『まる』
2024年 10月18日(金)ロードショー
製作・配給:アスミック・エース
(C) 2024 Asmik Ace, Inc.


音楽ニュースMUSIC NEWS

Perfume、ファンクラブ発足15周年記念ツアー映像のティザー公開

J-POP2024年9月28日

 Perfumeが、2024年10月30日にCDリリースとなるコンセプトアルバム『ネビュラロマンス 前篇』より、ファンクラブ限定盤特典ディスクのティザー映像を公開した。  今作は“前篇”と“後篇”に分かれており、アルバム『ネビュラロマンス … 続きを読む

ano「許婚っきゅん」起用のアニメ『らんま1/2』ノンクレジットOP映像公開

J-POP2024年9月28日

 anoの新曲「許婚っきゅん」がオープニングテーマとなっているTVアニメ『らんま1/2』のノンクレジットオープニング映像が、第一話の放送に先駆けて公開された。  新曲「許婚っきゅん」は、作詞をあのと真部脩一が手掛け、作曲を真部脩一、編曲をT … 続きを読む

SUPER BEAVERがライブ映像3日連続公開、初日は「ひたむき」

J-POP2024年9月28日

 SUPER BEAVERが、ライブ映像を3日連続公開する。  今回公開される映像は、2024年10月2日にリリースとなるライブ映像作品集『LIVE VIDEO 6.5 Tokai No Rakuda Special in “2023-20 … 続きを読む

SawanoHiroyuki[nZk]、ベストアルバム『bLACKbLUE』発売日にスタジオライブ公開

J-POP2024年9月28日

 SawanoHiroyuki[nZk]が、ベストアルバム『bLACKbLUE』の発売日である2024年10月2日に、スタジオライブをYouTubeプレミア公開する。  ドラマ・アニメ・映画など映像の音楽活動やアーティストへの楽曲提供、Se … 続きを読む

IMP.、桐谷健太主演ドラマ『Qrosの女』EDテーマを担当 両A面シングル『BAM-BOO/ミチシルベ』12月リリース

J-POP2024年9月28日

 IMP.の新曲「ミチシルベ」が、2024年10月7日より放送開始となるテレ東系ドラマプレミア23『Qrosの女 スクープという名の狂気』のエンディングテーマに決定した。  本作の原作は、新境地に挑み綴った“芸能界”と“週刊誌”を舞台にした … 続きを読む

Willfriends

page top