KIRITO、アコースティック公演第5弾のオフィシャルレポートが到着

2023年9月19日 / 11:00

9月18日@恵比寿ザ・ガーデンホール (okmusic UP's)

KIRITOが昨年7月から継続的に行っているアコースティックシリーズの第5弾、『KIRITO Acoustic live 23’「Phantom V -A different view-」』が9月18日に恵比寿ザ・ガーデンホールで開催された。

「Phantom」と冠した公演はサポートを務めるJOHNとの二人編成による、アコースティックギターと歌のみというシンプルかつ最小限の音数で、KIRITOの全キャリアの中から選曲されたメニューを披露していくのがレギュラーの形。KIRITOが久々に黒のシャツ姿で登場した今宵、「Enter the NEOPHASE」で幕を開け、ラストナンバー「TEAR」に至るまで、アンコールを含め全17曲が繰り広げられた。

この日、何より印象的だったのは、全編を通して一貫したメッセージが表現されていたこと。中盤に配された「Storyteller」はまさにKIRITO自身が描かれたものであるし、それぞれの楽曲についても単体で完結しているものであることはもちろんながら、全17曲で一つのメッセージとも捉えることができ、KIRITOの人生を表しているかのようだった。そしてそれは、愛する人たちへの彼の思いが表れたものに違いない。なぜなら、「Enter the NEOPHASE」「ホログラム」「Storyteller」にあるように、KIRITOはその思いを歌詞という言葉として綴り歌っているのだから。

例えば、何があろうと止まることだけはしなかったと歌う「Beginning」「Storyteller」「Voice of the cradle」。そこには必ず信じてくれるあなたがいたからだと歌う「雫」「Storyteller」「TEAR」。世界は残酷だが、諦めない者には手を差し伸べるのだと、この世界のリアルを綴った「CRUELWORLD」に、〈辛くて苦しくて 哀しいこの世界だからこそ 意味があると伝えたくて〉と歌う「PRAY」が続けば、「壊れていくこの世界で」「EXIT」では〈何一つもまだ諦めていないから〉と。そして、「Crave to you」では〈寄り添うように/痛み曝け出していつだって唄っているから この場所で〉と伝える。

そんなKIRITOの楽曲たちに救われている人が数多くいるのも事実。それこそが「Enter the NEOPHASE」「Voice of the cradle」にある、彼が〈生かされる理由〉〈産み落とされた理由〉なのだと信じてやまない。

また、11月15日にリリースを控えるニューアルバム『ALPHA』を未だ制作中のKIRITOは、「ステージに立つことは楽しみな時間」「楽しいことも辛いことも色々あるけど、皆さんの前で歌うことで救われることもある」と、心境を吐露する一幕も。

その新作を引っ提げた全13公演にわたる全国ツアー『KIRITO Tour 2023-2024「ALPHA-CODE」』が11月18日より開催されることから、「次にお会いする時はおそらくアルバムが出ている。KIRITO史上最強に作り込んでいるアルバムを、皆さんが聴いていると考えるだけで身震いがします。また進化したモンスターKIRITOをお見せしたいと思います」と告げたのだった。約2ヵ月後、どんな最強モンスターに出会えるのか、心して待ちたい。

text by 金多賀歩美

【セットリスト】

1.Enter the NEOPHASE

2.SIGHT

3.Beginning

4.螺旋

5.ホログラム

6.ECO=System

7.Lotus bloom

8.雫

9.Storyteller

10.Voice of the cradle

11.CRUELWORLD

12.PRAY

13.壊れていくこの世界で

14.I BLESS YOU

<ENCORE>

1.Crave to you

2.EXIT

3.TEAR
【ライブ情報】
『KIRITO Tour 2023-2024「ALPHA-CODE」』

11月18日(土) YOKOHAMA Bay Hall 

17:15開場/18:00開演

11月19日(日) YOKOHAMA Bay Hall 

16:15開場/17:00開演

11月23日(木祝) CLUB CITTA’川崎 

17:15開場/18:00開演

11月28日(火) 新宿BLAZE 

18:15開場/19:00開演

11月29日(水) 新宿BLAZE 

18:15開場/19:00開演

12月02日(土) 札幌PENNYLANE24 

17:00開場/17:30開演

12月06日(水) 仙台Rensa 

18:00開場/18:30開演

12月09日(土) 名古屋 ボトムライン 

16:45開場/17:30開演

12月10日(日) umeda TRAD 

17:15開場/18:00開演

12月17日(日) 福岡DRUM Be-1 

16:30開場/17:00開演

12月25日(月) Spotify O-EAST(FC限定) 

18:00開場/19:00開演

[2024]

1月06日(土) Spotify O-EAST 

17:15開場/18:00開演

1月07日(日) Spotify O-EAST 

16:15開場/17:00開演

サポートメンバー:Gt.海(vistlip)、Gt.JOHN、Ba.Masa(NOCTURNAL BLOODLUST)、Dr.Hiroki(C-GATE)

<チケット>

販売チケット:スタンディング/指定席

※11/23 CLUB CITTA’川崎、12/25 Spotify O-EAST(FC限定)公演に関しては全席指定公演

一般料金:8,500円(ドリンク代別・税込)


音楽ニュースMUSIC NEWS

マライア・キャリー、故2パックとの“ドキドキする”出会いを振り返りデートしてみたかったと語る

洋楽2025年8月28日

 現地時間2025年8月26日に放送された米Power 106の『Brown Bag Mornings』に出演したマライア・キャリーが、1996年の【アメリカン・ミュージック・アワード】(AMAs)で故2パックと出会ったことを振り返り、胸が … 続きを読む

BE:FIRSTが『Numero TOKYO』特装版カバー、「4年目のラブレター」で“愛”を語る

J-POP2025年8月28日

 BE:FIRSTが、2025年9月27日発売の『Numero TOKYO』(※)11月号特装版カバーに登場する。  特装版(増刊)のみで手に入れることのできる別冊付録「ヌメロ・トウキョウ オム」では、「BE:FIRST 4年目のラブレター … 続きを読む

【ビルボード】アイナ・ジ・エンド「革命道中」グローバル・ジャパン・ソングス初の首位獲得 海外上映スタートの鬼滅主題歌がチャート逆走

J-POP2025年8月28日

 世界でヒットしている日本の楽曲をランキング化した “Global Japan Songs Excl. Japan”。今週はアイナ・ジ・エンド「革命道中」が首位を獲得した(集計期間:2025年8月15日~8月21日)。  「革命道中」は、現 … 続きを読む

【ビルボード】アイナ・ジ・エンド「革命道中」がイギリス/台湾/ドイツで首位に LiSA「残酷な夜に輝け」も3冠獲得

J-POP2025年8月28日

 世界各国でヒットしている日本の楽曲をランキング化した “Japan Songs(国/地域別チャート)”。当週は、アイナ・ジ・エンド「革命道中」が3つの国と地域で首位を獲得した(集計期間:2025年8月15日~8月21日)。  TVアニメ『 … 続きを読む

アリアナ・グランデ、意味深な動画を投稿「来年会いましょう」

洋楽2025年8月28日

 アリアナ・グランデの『エターナル・サンシャイン』時代はまだ完全に幕を閉じていないようだ。彼女は来年、新たな展開でこの時代を続けていくことを予告した。  現地時間2025年8月27日、アリアナがインスタグラムに投稿した意味深な動画では、彼女 … 続きを読む

Willfriends

page top