【気になるPERSON2014】竹富聖花 映画『1/11 じゅういちぶんのいち』

2014年3月31日 / 10:59

――今回の作品は「誰もが一人じゃない、見てくれている誰かがいる」というメッセージが強く伝わってきますが、竹富さんは似たような思いをしたことはありますか?

 今は寮住まいなので寂しくなったら誰かの部屋に行けばいいし、友達からもいつでも家に来てって言われてます。そして一番は実家の両親が、なにかあったらすぐに帰ってこいと言ってくれていること。帰るところがいつでもあるというのは、精神的な面で心強い。この映画は、人が新しいことを始めるきっかけを与える作品にもなると思うのですが、自分の場合も上京する時に常に両親の理解がありました。だから私は一人じゃないというか。私の両親はこれまでも何かを強制するのではなく、やりたいことをやらせてくれたので、本当に感謝しています。

――池岡亮介さんにはどんな印象を持っていますか?

 クラインクインの前に一緒にサッカーの練習をしたんですけど、池岡さんは関係者が全員集まる前に一人だけもう泥だらけになってるんですよ。黙々とサッカーの練習をやっていて、ひたむきな姿に刺激を受けました。私はまだインサイドキックという言葉すら知らない時だったのに(笑)。

――でも竹富さんの日本代表のユニホーム姿は様になっていましたよ。

 あれ背中に「SHIKI」って入ってて特注なんですよ。すごくかわいいいですよね。最初はこれ欲しいなって思ってたんですけど、撮影が終わる頃には忘れてて、結局もらい損ねました(笑)。

――安藤ソラという青年は自分よりサッカーのうまい人がいて夢を諦めかけるという役ですが、竹富さんは自分より才能のある人や、演技がうまい人がいたらやる気をなくすタイプですか?

 私は、たとえばオーディションで誰かうまい人がいても、自分と比べても何も得ることがないと思っていますので、特には気にしないようにしてます。才能のある人がいたら、その人を見て勉強した方がいいと思います。

――この映画をどのような人に見てもらいたいですか?

 この映画の原作は夢を追い掛ける学生世代はもちろん、それよりも上の世代にも大人気だと聞いてます。だからいろんな世代の人に見てもらいたいですね。この春にいろんなことに挑戦したいと思っても、不安がある人はやっぱりいると思います。今ここで頑張っても本当に報われるかなとか、先々のことを考えると不安になるとかあると思うんですけど、この映画はそんな人たちにたくさんの勇気を与える作品。春に新しいことに挑戦したいと思っている人にはぜひ見てもらいたいです。

――竹富さん自身も映画にドラマにたくさんの役に挑戦していますが、今後はどのようなことをやりたいですか?

 今回の役もすごく楽しかったですが、今度はもっとぶっ飛んだキャラクターとか、ちょっと変わった役もやってみたい。あと最近海外ドラマの「フルハウス」にはまっていて、コメディーにも挑戦したいなと思ってます。今はまだまだ勉強中なので、いろんな役に挑戦して、いろんな人に会って、成長して、そして数年後に、この若宮四季という役を竹富聖花が演じて良かったと言われるような女優になりたいです。


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