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ブラック企業の社長が大学に入学し、そこで出会う学生や講師から新たな価値観を学んでいく…。放送中のドラマ「ブラック・プレジデント」で、主人公の三田村(沢村一樹)が大学で所属する映画サークルの部長・工藤亮介を演じている永瀬匡。福士蒼汰らと共に「研音 肉体改造部」としても活躍する期待のイケメンを直撃しました!
同世代の人が多いので楽しいです。このドラマは、若者の雰囲気と大人な雰囲気、どっちも出てくる作品なので、その差を楽しんでもらえればと思っているんです。だから僕たちのシーンでは思い切り楽しんで、若者っぽさが伝わればいいなと思います。
そうですね。一話の台本を読んだときに、役を考えるのがすごく難しくて。影があるわけでもないし、誰かに恋してるわけでもない、反抗心があるかと言われたらそうでもないし。“ザ・ゆとり世代”のリアルな大学生を演じたいと思ったので、Twitterで大学生にアンケートを取ったりもしました。大学で楽しいことやつらいこと、ゆとり世代と言われることについてどう思うか、とか。それで、いい意味でも悪い意味でも曖昧というか、楽観的になんとかなると思っている人が多いんだなと気付いて。そういうのを参考にしてるんですけど、まだ難しいですね。
みんなと楽しくワーワーやるのが好きなところは似てますね。ただ、僕は「考えるよりも行動しちゃえ!」っていうタイプなので、そこは亮介とは違うかなと思います。やらないで損するより、やって損した方がいいなっていうスタンスなので。
僕の考えはもともと三田村さんに似ていて、ちょっとブラック寄りかなと思うんですけど…。夢や目標が明確にあれば、多少大変なことも頑張れると思うんです。僕は好きなことを仕事にしてるから、どんなに朝早くからの撮影でも絶対に行くし。たとえ大変なことがあっても、自分のやりたいことのために頑張ります。でも、三田村さんみたいに悪いところを率直に言ってくれる人ってありがたいですよね。それだけ何らかの愛情を持って接してくれてるってことですから。
違います。僕は保健係で、具合が悪い人がいたら「保健室はあっちだから」って誘導するだけでした(笑)。部活はバスケ部だったんですけど、部長、副部長、その次、みたいなポジションで。部長に助言をするでもなく、ただのガヤです(笑)。
最終回までに、登場人物みんなが影響し合って、成長していけたらいいなと思います。大学生が短期間で大きく変化することって簡単ではないと思うけど、ちょっと頑張って行動に移せたとか、本当にやりたいことに気付けたとかそういう変化があったらいいなと。それを見た同世代の人が、オレもやってみようって少しでも前向きになってくれたらうれしいです。それが、僕が工藤亮介を演じた意味にもなりますしね。