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(C)2024 BY DHARMA PRODUCTIONS PVT. LTD. & SIKHYA ENTERTAINMENT PVT. LTD.
私は若い頃、列車で千マイルも離れた大都市への旅を、年に4~5回も繰り返していたんです。その中で、列車の旅の実態を目の当たりにしてきました。小さな盗みや強盗はしょっちゅう起きるので、乗客も自分の荷物を守るため、チェーンやロックをかけることは当たり前。火災が起きれば消火器も必要です。そういう状況を目にした経験が劇中、武器を持たない主人公たちが、チェーンや消火器、ライターといった身近なものを使って強盗団と戦うアイデアにつながっていきました。しかも、武器でないものを使うことで、サプライズ要素やアクションの強度も高まりますし。それは、『ジェイソン・ボーン』や『ジョン・ウィック』などのアクション映画がすでに証明している通りです。
その通りです。というのも、バイオレンスを見せるだけでなく、その先にあるものを描きたいと思ったからなんです。劇中では、主人公が激しいバイオレンスを繰り広げるにつれ、悲しみや苦しみも増していきます。「“目には目を”は、世界を盲目にする」とガンディーも言っていたように、結局、暴力ではなにも解決しないんです。
今回は初めてのアクション映画ということで、制作中の苦労も多く、文字通りたくさんの血を見ました(笑)。これまで、ロマンティックな映画やダークコメディー、スリラーなどさまざまなジャンルの映画を撮ってきましたが、そういった作品も作りつつ、今後いくつかはアクション映画を撮りたいと考えています。既に脚本を書き終えているのが、バイオレンスを交えたラブストーリーです。さらに、インドの田舎を舞台にしたアクション映画と、ディストピア的な世界観で繰り広げられるSFアクションも執筆中です。もちろん、機会があれば、アメリカやアジアの国々など、インターナショナルに映画を撮ってみたいです。
言葉にならないくらいうれしいです。アメリカや南米の国々、韓国など、世界中で好評を得たこの映画を、日本でも受け入れていただけることを、心からうれしく思います。日本の皆さんにどう受け止められるのか、気になるところですが、他の国の方々と同じように楽しんでいただけるはずだと信じています。
(取材・文/井上健一)

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