齊藤京子&水野美紀が“同一人物”役でW主演  齊藤「信じられない気持ちでいっぱい」 水野「もうSFだなと思いました」【インタビュー】

2025年10月7日 / 12:22

 齊藤京子と水野美紀がW主演する10月期ドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)が、7日から放送がスタートする。本作はママ友いじめが原因で、娘を失った55歳の母親・篠原玲子(水野)が、見た目も声も変えて25歳の新米ママ・篠原レイコ(齊藤)に生まれ変わり、ママ友グループに潜入して加害者を道連れにしていく捨て身の復讐(ふくしゅう)劇。劇中で同一人物の役柄を演じる齊藤と水野が、オファーを受けたときの心境やドラマの見どころを語った。

齊藤京子(左)と水野美紀(C)カンテレ

 -お二人が同一人物を演じるという奇抜な設定ですが、今作のオファーを受けた際の心境を教えてください。

水野 もうSFだなと思いました(笑)。整形でここまで変わることある!? という振り切った世界観の作品だと思いましたし、見た目は整形で25歳になっているけれども体力や中身は55歳という設定が新しいなと思って。アラフィフ世代のだるさや朝起きたときの体の重さみたいなものは、しっかりと齊藤さんに伝えていきたいなと思いました。

齊藤 私も“水野さんが演じる役が整形した後の人物”を演じると聞いたときは、どういうこと!? と驚きました。外見は私と同じ20代ですが中身が55歳という役は初めてなので、最後まで研究して頑張ります。

-撮影する上で楽しみにしているシーンはありますか。

水野 私は悲しみや怒りなど、さまざまな感情を爆発させるシーンがあるので、そのシーンは感情のデトックスになりそうだな、日頃のうっぷんが晴らせそうだなと思っています。

齊藤 私は中身が55歳という設定なので、時折老眼鏡をかけて裁縫をしたり、「もうヒールが大変だ」というせりふがあったりと“55歳らしいシーン”を演じるのが楽しみです。落ち着いた雰囲気を出すために喋り方を工夫する必要があるので、どんなふうにお芝居をしようかと、ずっと考えています。

-いじめをしたママ友への復讐シーンについて、こんな復讐があるの!? と思った場面などがあれば教えてください。

水野 どの回の復讐も手が込んでいるなと思いますね。復讐の動機はすごく明確ですし、敵が同情の余地がない完全なる敵キャラなので倒しがいがあります。復讐ものの作品がはやっていますが、こんなにスカッとする復讐劇はあまりないと思いますし、敵がはっきりと憎むべき対象になっているところが『アベンジャーズ』的な面白さがあると思います。

齊藤 全身整形をして悪の親玉に向かって敵を倒していく感じが面白いですよね。レイコがママ友たちをだまして信じ込ませ、ママ友たちがそのうそを素直に受け取ったらダメだったという、レイコの思うツボになっていくので、そのさまは、どの回の復讐もスカッとすると思います。

 
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