江口洋介「あのときの目を思い出した」 蒔田彩珠「江口さんはギャップがすごい俳優さん」 「忍びの家」以来の再タッグ!【インタビュー】

2024年12月9日 / 17:00

-お2人とも過去のつらい記憶と向き合う役どころですが、演じるうえで意識したことはありますか。

江口 僕の役は娘を亡くして学校に対して抗議をしたり、そうすることで妻も離れていってしまった孤独な男で、人と接触をしないように、うつむいて生きているようなベースを作って、どのタイミングで誰に出会って覚醒していくのか。その大きな物語の流れを考えて演じました。僕はエネルギッシュに見えてしまう方なので、最初のベースは歩き方1つをとっても無気力な感じに見えるように、なるべく何もしないように心掛けました。

蒔田 私の役は身内がいなくて、自分の過去や家族について知りたくて調べている中で、さまざまな事件に巻き込まれていくのですが、今まで人に頼ってこなかったからこそ、どんなふうに周りの人に心を開いて頼るのかという、その変化は意識して考えながらやりました。

-作品にちなみ、ご自身に課しているこだわりの“マイルール”や決め事があれば教えてください。

江口 季節を感じられる旬の物を食べるようにしています。秋だったらタケノコや秋刀魚を食べたり。そこには日本人としての日本にしかない美意識や美徳があると思いますし、それによって体も作られているので。日本は海に囲まれていて山もある恵まれた国ですし、旬のものは意識して取ったり、感じるようにしています。

蒔田 その日のくよくよした思いは、その日で終わらせるようにしています。もともと切り替えは早い方なのですが、大人になってから、よりそうしようと意識するようになりました。切り替える方法は“寝ること”です。その日をきちんと終わらせるという意味で、ネガティブな気持ちを引きずらないように、とにかく寝ます(笑)。

江口洋介(左)、蒔田彩珠(C)エンタメOVO

「連続ドラマW 誰かがこの町で」は12月8日からWOWOWで放送・配信中(毎週日曜午後10時/全4話)。

(取材・文・写真/小宮山あきの)

 

  • 1
  • 2
 

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

ドラマ「LOST10」脚本・奥寺佐渡子×監督・塚原あゆ子 横浜流星と小栗旬が演じるバディの魅力と制作の舞台裏を語る【インタビュー】

ドラマ2026年10月16日

-横浜さんと小栗さんが演じたことで、キャラクターの印象は変わりましたか。 塚原 小駒は田舎の刑事で出世したいという設定があって、うだつが上がらない感じに近いのかなと思っていたのですが、横浜さんは身体能力に長けていて山をぐんぐん登るので、その … 続きを読む

磯村勇斗「吉田監督の世界に入れることが楽しみでした」吉田恵輔監督「磯村くんは思考が自分に近い」初顔合わせの舞台裏『mentor』【インタビュー】

映画2026年10月15日

-そして、子どもの頃、一緒に事件を起こして以来、疎遠になっていた拓海との再会は、アーチェリーに打ち込む龍之介の人生を次第に狂わせていきます。 磯村 末澤くんとは初共演で、龍之介と拓海が再会する場面は僕たちにとっても初めて一緒にお芝居するシー … 続きを読む

キタオ・サクライ監督「自分が夢中になってプレーしていた、子どもの頃の高揚感を生かしたいと思いました」『ストリートファイター/ザ・ムービー』【インタビュー】

映画2026年10月15日

-人気ゲームを映画化するプレッシャーは? 映画化に際して、気を付けたことや心掛けたことはありましたか。  もちろんプレッシャーはありました。正統な撮り方としては、きちんとシリアスに向き合って、原作というか元ネタを、すごくリアルなアクションや … 続きを読む

山下幸輝、初めての舞台出演への思い「踏み込んで挑戦しよう」 福田雄一演出のコメディーで「笑わせたい」ミュージカル「モンティ・パイソンのSPAMALOT」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月15日

-主演を務める岩田さんとは以前に共演経験がありますね。岩田さんの印象を教えてください。  共演はしていてもお芝居での絡みはなかったんです。なので、これから仲を深めていけたらと思っていますが、ダンスがめちゃくちゃうまい方だなと思います。僕とは … 続きを読む

西川美和監督、小八重葵美「子どもたちが本当にみずみずしくて素晴らしいので、ぜひそれを映画館に見に来ていただきたいと思います」『わたしの知らない子どもたち』【インタビュー】

映画2026年10月15日

-今回は、二階堂ふみさんが演じた教師の曽根と生徒の琴子という2人のヒロインがいましたが、その意図はどこにあったのでしょうか。 西川 曽根先生をもうひとつの主軸にしようと思ったのは結構後からでした。最初は、子どもたちだけのサバイバルの物語とし … 続きを読む

page top