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江口 僕の役は娘を亡くして学校に対して抗議をしたり、そうすることで妻も離れていってしまった孤独な男で、人と接触をしないように、うつむいて生きているようなベースを作って、どのタイミングで誰に出会って覚醒していくのか。その大きな物語の流れを考えて演じました。僕はエネルギッシュに見えてしまう方なので、最初のベースは歩き方1つをとっても無気力な感じに見えるように、なるべく何もしないように心掛けました。
蒔田 私の役は身内がいなくて、自分の過去や家族について知りたくて調べている中で、さまざまな事件に巻き込まれていくのですが、今まで人に頼ってこなかったからこそ、どんなふうに周りの人に心を開いて頼るのかという、その変化は意識して考えながらやりました。
江口 季節を感じられる旬の物を食べるようにしています。秋だったらタケノコや秋刀魚を食べたり。そこには日本人としての日本にしかない美意識や美徳があると思いますし、それによって体も作られているので。日本は海に囲まれていて山もある恵まれた国ですし、旬のものは意識して取ったり、感じるようにしています。
蒔田 その日のくよくよした思いは、その日で終わらせるようにしています。もともと切り替えは早い方なのですが、大人になってから、よりそうしようと意識するようになりました。切り替える方法は“寝ること”です。その日をきちんと終わらせるという意味で、ネガティブな気持ちを引きずらないように、とにかく寝ます(笑)。
江口洋介(左)、蒔田彩珠(C)エンタメOVO
「連続ドラマW 誰かがこの町で」は12月8日からWOWOWで放送・配信中(毎週日曜午後10時/全4話)。
(取材・文・写真/小宮山あきの)
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