エンターテインメント・ウェブマガジン
もちろん、人それぞれだとは思いますが、家族は“チーム”だと思うんです。この人はこういう選手なんだと思って、うまく付き合っていくしかない。無理し過ぎない程度に我慢することが大事なんじゃないかなと思います。とは言っても、私も仕事と育児のバランスに悩んだり、子どもの気持ちをくみ取れず「仕事と僕とどっちが好きなの?」と聞かれてしまったこともあります。そのときは、「お母さんには、お母さんの夢があるんだよ」と言いましたが、本当に育児は難しいなと思いながら、今も子どもと向き合っています。
どうしても子どもが小さいうちは、やらなければならないことをやらせることに一生懸命で、年中「あれをして、これをして」と言っているなと反省しました。子どもが成長して、何事も自主的にできるようになったときには、子どもの意見を聞くことが大事なんだと、この作品を読んで改めて感じましたし、子どもの個性を認めて、個人として話すことが大切なんだと思いました。今も、息子の話を聞いていると、私は考えもしなかったようなものの見方をしていることがあるので、彼を個人として認めていかなければいけないなと思います。
エンターテインメントとして楽しめる作品ですが、家族について考えたり、自分の家族を思い出したりしてもらえる作品になればいいなと思っています。今回は、文化庁の「子供文化芸術活動支援事業」の対象公演となっているので、18歳以下のお子さんは無料で観劇できます。ですので、ぜひお子さんも連れて見に来ていただけるとうれしいです。
(取材・文/嶋田真己)
舞台「大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!」は、11月28日~12月12日に大阪松竹座で上演。
公式サイト https://www.ktv.jp/event/osaka/
ドラマ2025年8月22日
NHKで好評放送中の連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルにした柳井のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)夫婦の戦前から戦後に至る波乱万丈の物語は、いよいよクライマックスが近づいてきた。このタ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月22日
-本作は、19世紀を代表する未完の戯曲です。そうした作品を今、上演する面白さや魅力はどう感じていますか。 自分は与えられた役を生きることに集中したいと思います。ただ、今も昔も、みんなそれぞれに傷ついて、それを隠して生きていると思います。戦 … 続きを読む
映画2025年8月21日
-演じる上で難しかった点はありますか。 奥平 敬礼をするとき、上官が手を下ろしてから自分が下ろさないといけないのですが、うっかり自分が先に下ろしてしまったことが何度かありました。事前に所作の指導は受けていたのですが、きちんと意識してやらない … 続きを読む
映画2025年8月19日
-この映画の主役は倉敷という街とそこに暮らす人たちだと思いましたが、演じながらそういうことは感じましたか。 山時 僕たちのお芝居がどうこうというよりも、本当に倉敷の景色や街並みや雰囲気が、僕たちの役を作ってくれたという気がします。これは自分 … 続きを読む
ドラマ2025年8月17日
-主演の松本潤さんとお芝居で対峙(たいじ)してみての印象を教えてください。 松本さんは、演じられている徳重先生と共通して、とても包容力のある方だと感じます。現場でもオフでも、相手を受け止めて認めた上で、的確かつ愛を持ってアプローチされるの … 続きを読む