【インタビュー】ミュージカル「INTO THE WOODS」古川琴音「悔いが残らないように」引っ越ししてまで臨んだオーディションで勝ち取った初ミュージカル

2022年1月7日 / 08:00

-古川さんが演じるシンデレラというキャラクターを、どう捉え、どう演じたいと考えていますか。

 お稽古前に熊林さんからシンデレラについての資料を頂いたのですが、その中に「シンデレラという物語自体が、少女がアイデンティティーを確立するまでの物語なんだ」と書いてありました。私はそれまでシンデレラというと「ザ・プリンセス」というイメージを持っていましたが、この作品ではもっと現実的で人間らしいキャラクターにしていきたいと思います。

-ところで、2021年は映画やドラマでも大活躍でした。改めて、1年を振り返ってみていかがでしたか。

 この仕事始めてから、1年が本当にあっという間です。たくさんの作品に携わらせていただきましたが、やはりドラマ「コントが始まる」は印象に残っています。すごく青春したなと思うので(笑)。私も演じながらどうなっていくのか毎話、楽しみにしていました。物語もすごく響きました。私に響くということは、きっと同年代の人たちにも響くということだろうから、楽しんでもらえたらいいなという気持ちで演じていました。私のことを「コントが始まる」で知ってくださった方も多いと思いますし、私が演じたつむぎというキャラクターを視聴者の方がとても愛してくださっていたと思うので、私にとってターニングポイントとなった作品でもありました。

-2022年はどんな1年にしたいですか。

 今までは、自分が感じたことを頼りに役作りをしていましたが、もっといろいろなことを勉強して、物語を俯瞰(ふかん)で見て、もっと深く演じられるようになりたいと思います。どんな役を演じるときも、自分の感情で、自分の声で、自分の容姿で演じる以上、自分とかけ離れるということはないですが、それでも、その役柄をリアルに生きるためには、見せかけの心の変化を追うのではなく、もっと突き詰めていかなければいけないと思っています。

-改めて、本作への意気込みを。

 明るい音楽の中に、シビアで皮肉が効いた物語が展開されている作品です。ただ楽しい、すてきというだけでなく、この物語が持つ深みや毒をきちんと表現できるように頑張りたいと思います。

(取材・文・写真/嶋田真己)

ミュージカル「INTO THE WOODS」

 ミュージカル「INTO THE WOODS」は、1月11日~31日に都内・日生劇場(11、12日はプレビュー公演)、2月6日~13日に大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演。
公式サイト https://www.umegei.com/itwoods2022/

  • 1
  • 2
 

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

斎藤工、水上恒司「映像作品としてパンドラの箱を開けるタイミングが来た」【インタビュー】Prime Originalドラマシリーズ『犯罪者』

ドラマ2026年7月27日

水上 今、斎藤さんがおっしゃったように、僕と一生さんがやっている時に、そのシーンにはいない斎藤さんの顔が浮かぶことが一番大きいと思います。その場にいない人の何かを感じながら、目の前の人に対して言葉を投げかけていくことができるのが演技のレベル … 続きを読む

【映画コラム】夏にちなんだ異色ホラーを紹介『オブセッション 災愛』『ユースフル・ゴースト』『だぁれかさんとアソぼ?』

映画2026年7月24日

 一方、タイから届いた『ユースフル・ゴースト』(10日公開)は、さらに大胆な発想で観客を驚かせる。粉じん公害が深刻化したバンコクで、呼吸器疾患によって妻ナット(ダビカ・ホーン)を失ったマーチ(ウィットサルート・ヒンマラート)の前に、彼女の霊 … 続きを読む

関口メンディー「舞台での経験を積んでいきたい」 初主演舞台タクフェス第14弾 「北の島から」で家族愛を描き出す【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年7月24日

 宅間孝行が主宰するエンターテインメントプロジェクト「タクフェス」の最新作、第14弾「北の島から」が11月20日から上演される。主演を務めるのは、本作が舞台初主演となる関口メンディー。日本最北の島・礼文島を舞台に、家族の絆を描き出す本作で、 … 続きを読む

【K-POPもKドラマも深読みしたら韓国が見えた】#「オディソパンマリヤ」、なぜKドラマのケンカは「タメ口」から始まるのか

ドラマ2026年7月23日

▽ドラマが映すパンマル  その感覚は、ドラマを見るとよく分かる。  「トッケビ」では、中年女性がチキン店の若い女性店主を従業員と思い込み、高圧的なパンマルでまくし立てる。店主は最初こそ敬語で受け流すが、無礼が続くと、すっとパンマルに切り替え … 続きを読む

星乃あんな「この映画で「ザ・Jホラー」の魅力を思う存分に感じてほしいと思います」『だぁれかさんとアソぼ?』【インタビュー】

映画2026年7月23日

-姉の小春役の鎮西寿々歌さんはどんな印象でしたか。  SNSやテレビでずっと見ていたので、最初は話しかけていいのかなと思っていましたが、撮影が始まる前の本読みの時から、鎮西さんから「今何歳?」「学校では何をしているの」とフレンドリーに話しか … 続きを読む

page top