【映画コラム】今こそ、「生きていることの幸せ」を描いた映画を見よう(part2)『フォレスト・ガンプ/一期一会』『陽のあたる教室』

2020年5月2日 / 07:00

 前回に続き、見終わった後、少しだけ幸せな気分になれる映画を紹介しよう。

『フォレスト・ガンプ/一期一会』 ParamountPictures/Photofest/MediaVastJapan

『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)

 アラバマで生まれたフォレスト(トム・ハンクス)は知能指数が低く、高校時代までいじめを受けていた。ところが、偶然、俊足の持ち主であることが判明し、大学ではアメフトの選手として大活躍。軍隊時代は戦友の命を救い、全米卓球チームの一員として訪中。その後、エビ漁で得た資金を元手に億万長者となるが隠せいし、最後は平和を願って走る人になる…。

 ロバート・ゼメキス監督が描く、無垢(むく)な心を持ったフォレストの人生は、自らの意志とは無関係に変転し、やがて彼はアメリカの英雄となっていくのだが、同時に、最愛の母(サリー・フィールド)、初恋の人ジェニー(ロビン・ライト)、戦友のバッバ(ミケルティ・ウィリアムソン)、上官のテイラー中尉(ゲイリー・シニーズ)ら、出会った人々の人生も大きく変えていくところが面白い。

 また、母がフォレストに「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまで分からない。だからこそくよくよせずに強く前向きに生きろ」と説くせりふは、「人生における幸不幸は予測しがたい」という中国の故事「人間万事塞翁が馬」にも通じる金言だ。

 
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