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個人的には、ラジオで「ボヘミアン・ラプソディ」が流れる際は、7分あるビートルズの「ヘイ・ジュード」とともに、途中でカットされることが多かったことや、最初はちょっと変わったアイドルロックグループだと思っていたクイーンが、「ボヘミアン・ラプソディ」が収録された『オペラ座の夜』で評価を一変させた時の驚きや、衛星中継を見ながら、今か今かと登場を待ったライブエイドのことなどを懐かしく思い出した。
とは言え、クイーンをリアルタイムでは知らない世代も、パワフルな本作を見れば、素晴らしい曲の数々、フレディの圧倒的なパフォーマンス、ロックバンドとしてのクイーンのすごさなどを思い知ることは間違いないと感じた。(田中雄二)