【映画コラム】英米のカルチャーギャップが面白い『キングスマン:ゴールデン・サークル』

2018年1月6日 / 15:30

 そんな本作の一番の見どころは、エグジーたち英国紳士と、アメリカの田舎者であるステイツマンのメンバー(チャニング・テイタム、ハル・ベリー、ジェフ・ブリッジス、ペドロ・パスカル)が生み出す、カルチャーギャップ(信条、言葉遣い、服装、酒…)の面白さだろう。

 加えて、オープニングでジョン・デンバー(米)の「カントリー・ロード」をバグパイプで奏で、劇中にはエルトン・ジョン(英)が本人役で登場するなど、音楽面での遊び心が感じられるのも楽しい。

 そして、もう一つの見どころは、エグジーとマーリン、そして前作で死んだと思われていたハリー(コリン・ファース)との擬似親子のような関係だ。まさか、彼らの姿を見ながらホロリとさせられるとは思ってもみなかった。

 このように本作は、前作よりもグロテスクな描写を抑えてコミカルな要素を増やし、キャラクターを重視させた姿勢が目立つ。これらはさらなるシリーズ化への布石なのだろうか。(田中雄二)

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