【芸能コラム】令和元年、新時代にスタートダッシュを切るブレーク俳優は誰だ!?

2020年1月1日 / 17:00

 2019年はまさに横浜流星の年。「Yahoo!検索大賞」「GQ MEN OF THE YEAR」「日経トレンディ 今年の顔」など、ブレーク俳優の称号となる各賞を総なめにした。しかし、特撮ヒーロー出身、イケメン、話題作への相次ぐ出演など、ブレークに足る条件は備わっていたものの、横浜のこの大旋風を誰が予想できただろうか? 人気、実力、ビジュアル、運、情熱、人柄、出演作、当たり役…全ての条件が合致した瞬間、本人も驚くようなブレークの波が押し寄せてくる。訪れた新時代。その幕開けにふさわしいネクストブレーカーを紹介する。

鈴鹿央士 (C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

 スターになるために生まれたと言っても過言ではないのが19歳の鈴鹿央士。高校2年生のときに、出身地の岡山県で、映画『先生!、、、好きになってもいいですか?』(17)のロケにエキストラ参加した際、ヒロイン役の広瀬すずの目に留まったことがきっかけで広瀬と同じ芸能事務所に所属。さらに「すず」にちなんだ芸名で活動を始めると、MEN’S NON‐NO専属モデルオーディションでグランプリを獲得。昨年は連続テレビ小説「なつぞら」、ドラマ「おっさんずラブ-in the sky-」、映画『蜜蜂と遠雷』、『決算! 忠臣蔵』など注目作に立て続けに出演した。

 抜群のスタイルと子犬のような愛らしい表情、映画イベントなどで見せる純朴な姿でファンのハートをキャッチし、『蜜蜂と遠雷』で演じた天才ピアニスト役では、初々しくも丁寧な演技が評価され、「第44回報知映画賞」の新人賞、「第41回ヨコハマ映画祭」の最優秀新人賞を手にする快挙を遂げた。まさに“シンデレラボーイ”の鈴鹿。基盤は十分に固まった。今年は実力をつけてのさらなる飛躍が求められる。

 同じく“メンノンモデル”の宮沢氷魚も要チェック。父はロックバンド「THE BOOM」の元ボーカルで俳優でもある宮沢和史で、いわゆる“2世俳優”だ。もともと役者志望だったこともあり、17年に綾野剛主演ドラマ「コウノドリ」で役者デビューして以降、ドラマ、映画、舞台に果敢に挑戦。今年は自身のセクシャリティーに揺れる2人の男性が、周囲と関わりながら生き方を模索する姿を描いた映画『his』にゲイ役で初主演する。

 東出昌大、坂口健太郎、成田凌、清原翔、鈴木仁などメンノンモデルの活躍は目覚ましい。宮沢はライバルでもある仲間たちを見て、「自分ももっといい役を勝ち取らなきゃ!」とモチベーションに変えているそうで、繊細で穏やかな外見からは想像ができないエネルギーにあふれている。まだ25歳。ほとばしる情熱でスターダムに駆け上がる。

 19歳の眞栄田郷敦も、千葉真一を父に、新田真剣佑を兄に持つ2世俳優。昨年、映画『小さな恋のうた』で俳優デビューを飾ると、片寄涼太主演映画『午前0時、キスしに来てよ』、かつてないラグビーブームに乗ってヒットした大泉洋主演のドラマ「ノーサイド・ゲーム」にも出演。同ドラマでは体重を15キロも増量してラガー役に挑戦。まだ19歳ながら、そのストイックな姿勢に感嘆の声が寄せられた。

 人生初の映画会見では周囲にも伝わる緊張感を漂わせていたが、最近は慣れてきたようで、舞台あいさつでも堂々した姿を見せている。また、「親と芝居の話はしない」と話す2世役者が多い中、眞栄田は千葉にアドバイスをもらったり、現場に来てもらったりしたこともあったことを話している。家族の力も借りて着実にステップアップする前田の今後は、兄の活躍を見れば、おのずと予想できるのでは。

 
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