まさにカオス! M.S.S Project「Soul Meeting Tour2017」東京公演潜入レポート前編

2017年9月6日 / 17:00

左からKIKKUN-MK-Ⅱ、eoheoh、あろまほっと、FB777

 M.S.S Project(以下MSSP)の全国ツアー「Soul Meeting Tour2017」(以下SMT)のファイナル公演が、8月29日に東京・中野サンプラザで開催された。

SMTは音楽ライブとは一味違い、ダンス、ゲーム実況、メンバーたちの体を張った企画がメイン。出し物によってはメンバーが観客の私物を使ったり客席を回るなどファンとMSSPの距離が非常に近いイベント構成になっている。

 当日は開場前から多くのファンが会場前にある広場に集まり賑やかな様子。私が到着した時には既に物販の時間は終了していたのか多くのファンがショッパーを片手に友人たちと談笑していた。

 その中でもひと際目を引いたのが各メンバーが印刷されたうちわ。SNSでは「アイドル?」「某芸能事務所のグッズで見たことある」といわれていたこのうちわ。公演中使用するということなので皆さんどこで使用するのか予想してみてください!

ジャングルのようなセット

 開場時間の17時30分になると多くのファンが入場列を作り、続々と客席へ。その途中スタッフからマジックテープのついた色とりどりのピンポン玉が手渡される。これも公演中に使うもの。何で使うかはレポート後編で明らかに。

ダンスパート1

 会場が暗転しスタイリッシュなオープニング映像がスクリーンに映し出されると客席では赤、青、黄、緑のペンライトの光が灯る。映像が終了するとダンスパートへ。スモークがたかれたステージから4人が登場し、オリジナル曲「PLASMA OCEAN」、「プロトレジエム」そして「L4D勝手に作ったテーマ曲」を華麗に踊り切り会場を盛り上げた。しかし30代の4人が3曲連続で踊るのはつらかったのか「15分ほど休憩をください・・・」と必死に息を整える場面も。

ダンスパート2

ダンスパート3

 ゲーム実況はPlayStation®4アーケードアーカイブスから「ダブルドラゴンⅡ ザ・リベンジ」「熱血高校ドッジボール部」をプレイ。まるで学生のように騒ぎつつも順調にステージを進めて行く姿に、学生の頃友達とワイワイと遊んだ思い出がよみがえった。

 そして、今回のSMTゲーム実況のメインタイトルでもある「Fight League」では2チームに分かれいつもの騒がしさはそのままに戦略を練りお互い譲らない真剣勝負を繰り広げ、場内も思わずスクリーンに釘付けとなった。

ゲーム実況パート1

ゲーム実況パート2

 ゲーム実況後は次の企画の準備のため一旦メンバーは裏に戻り、会場には幕間の映像が流れる。今年のSMTでは夏の創作料理というテーマで毎公演メンバー2人が対決2人が審査員役を担当していたが、今回は4人全員で対決。お互いに協力(?)やつまみ食い、妨害をしつつも何とか完成。試食タイムになりFB777が作った「MSSP丼」はメンバーからブーイングが飛び、「小鉢の量でも辛い」「地獄のようなまずさ」「ギャグでも食べたくない」という散々な結果に。作った本人も「舌が拒否する」という評価となった。

 優勝はあろまほっとの作った「ポテチバターご飯」となり、負けた3人は罰ゲームとして「あろまを使ったモノボケ」というチームプレイを披露し、映像は終了。

 最初から最後まで悲鳴と笑い声の耐えない幕間となった。

 後編ではメイン企画「HELL or HEAVENチャレンジ」の様子を紹介します。お楽しみに!

料理動画のはずが悲鳴の上がった幕間

 

©XFLAG © ARC SYSTEM WORKS / ©2016 HAMSTER Co.  © ARC SYSTEM WORKS / ©2015 HAMSTER Co.

(丸山 ユウサク)


特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

中園ミホ 連続テレビ小説「あんぱん」は「やなせたかしさんが書かせてくださった」執筆を終えた脚本家が物語を振り返る【インタビュー】

ドラマ2025年8月22日

 NHKで好評放送中の連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルにした柳井のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)夫婦の戦前から戦後に至る波乱万丈の物語は、いよいよクライマックスが近づいてきた。このタ … 続きを読む

森田剛「戦争と背中合わせの世界であるということは今も変わらない」 19世紀を代表する未完の戯曲に挑む パルコ・プロデュース 2025「ヴォイツェック」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年8月22日

 森田剛が主演する舞台、パルコ・プロデュース 2025「ヴォイツェック」が9月23日に開幕する。本作は、ドイツの劇作家ゲオルク・ビューヒナーが遺した未完の戯曲を、2017年にジャック・ソーンが翻案した作品を日本で初めて上演。冷戦下の1981 … 続きを読む

奥平大兼「戦争の捉え方が変わった」當真あみ「当時の女性の強さを感じた」80年前の戦時下を生きた若者役への思い『雪風 YUKIKAZE』【インタビュー】

映画2025年8月21日

 太平洋戦争中に実在した駆逐艦「雪風」。数々の戦場を潜り抜け、沈没する僚艦から海に投げ出された仲間を救い、戦後は「復員輸送艦」として外地に取り残された約1万3千人を日本に送り返した。その史実に基づき、太平洋戦争から戦後、さらに現代へとつなが … 続きを読む

山時聡真、中島瑠菜「倉敷の景色や街並みや雰囲気が、僕たちの役を作ってくれたという気がします」『蔵のある街』【インタビュー】

映画2025年8月19日

 昔ながらの街並みが残る岡山県倉敷市の美観地区を舞台に、街で花火を打ち上げようと奔走する高校生たちの奮闘を描いた青春映画『蔵のある街』が8月22日から全国公開される。倉敷市出身の平松恵美子監督が手掛けた本作で、倉敷市に住む高校生の蒼と紅子を … 続きを読む

ファーストサマーウイカ「それぞれの立場で“親と子”という普遍的なテーマについて、感じたり語り合ったりしていただけたらうれしいです」日曜劇場「19番目のカルテ」【インタビュー】

ドラマ2025年8月17日

 TBSでは毎週日曜夜9時から、松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」が放送中。富士屋カツヒトによる連載漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』(ゼノンコミックス/コアミックス)を原作に、「コウノドリ」シリーズ(TBS系)の坪田文が脚本を手 … 続きを読む

Willfriends

page top