「最高に優しいお父さんでした」 立川談志さん死去、葬儀は近親者のみで…

2011年11月24日 / 12:46

 落語界の風雲児ともいわれた立川談志(たてかわ・だんし、本名松岡克由=まつおか・かつよし)さんが21日午後2時24分、喉頭がん(声門がん)のため死去していたことが23日分かった。75歳だった。

 この日、東京都内の斎場で午後3時から行われた家族葬を終えた、談志さんの長男で所属事務所・談志役場の松岡慎太郎社長と長女の松岡弓子さんが、東京都内で会見を行った。

 談志さんは、3年前に発症し治療した喉頭がんが、昨年11月に再発したが、声帯摘出手術は「話すことができなくなるのは、落語家としてのプライドが許さない」と拒否。しかし、3月6日の一門会で高座「蜘蛛駕籠(くもかご)」を最後に、活動を休止していた。

 その後、自宅療養、入院を繰り返していたが、呼吸の確保と栄養分を直接胃に送り込むための切開を行った。弓子さんによると「私の名前は立川談志。私の声を返してください。しゃべりたい、しゃべりたい」と、声が出なくなった無念さを主治医に訴えていたという。つらい療養であったが「父の優しさ、ジェントルマンと思える時間を持てたのは良かった。最高に優しいお父さんでした」と、時折声を震わせながら語った。

 戒名は、生前から本人が考えていた「立川雲黒斎家元勝手居士」なのだが、これを読みにすると「たてかわうんこくさいいえもとかってこじ」となり、最後まで落語家としてのしゃれを忘れず、訃報記事を読んだ人をニヤリとさせる談志さんらしい戒名だ。

 棺には、紋付きはかまの高座着に扇子、トレードマークのヘアバンドとお気に入りのぬいぐるみが納められた。

 後日、東京都内で「お別れの会」を行う予定だ。


芸能ニュースNEWS

「季節のない街」「細かいことはどうでもいいんだよ」「幸せの形はいろいろってこと」

ドラマ2024年4月27日

 企画・監督・脚本、宮藤官九郎氏によるドラマ「季節のない街」(テレビ東京系)の第四話「牧歌調」が、26日深夜に放送された。  本作は、黒澤明監督が『どですかでん』(70)として映画化したことでも知られる山本周五郎の同名小説をベースに、舞台と … 続きを読む

「Believe」“陸”木村拓哉&“玲子”天海祐希夫婦の掛け合いに反響  「『夫婦には逃しちゃいけない瞬間がある』 にグサッときた」

ドラマ2024年4月26日

 木村拓哉が主演するドラマ「Believe-君にかける橋-」(テレビ朝日系)の第1話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  テレビ朝日開局65周年として制作される本作は、大手ゼネコンで橋づくりに情熱を燃やす、狩山陸(木村)が刑務 … 続きを読む

「Re:リベンジ」“海斗”赤楚衛二の父を殺した犯人が判明 「鬼のように恐ろしかった」「大波乱の予感」

ドラマ2024年4月26日

 赤楚衛二が主演するドラマ「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(フジテレビ系)の第3話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、巨大病院で巻き起こる権力争いをきっかけに、さまざまな事件が起こり、登場人物たちの「野心」と「復讐 … 続きを読む

「Destiny」“奏”石原さとみと“真樹”亀梨和也が歩道橋キス 「真樹が罪な男過ぎる」「心を持っていかれた」

ドラマ2024年4月24日

 石原さとみが主演するドラマ「Destiny」(テレビ朝日系)の第3話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、主人公の検事・西村奏(石原)が、学生時代の恋人・野木真樹(亀梨和也)と12年ぶりに再会を果たしたことで青春時代 … 続きを読む

「お迎え渋谷くん」“愛花”田辺桃子の元カレ“達也”宮近海斗が登場 「カッコ良過ぎて叫んだ」「手つなぎシーンがかわいい」

ドラマ2024年4月24日

 京本大我が主演するドラマ「お迎え渋谷くん」(カンテレ・フジテレビ系)の第4話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、蜜野まこと氏の同名漫画が原作。恋をしたことがない売れっ子の若手俳優・渋谷大海(京本)が、年の離れた妹の … 続きを読む

Willfriends

page top