吉永小百合、女優賞受賞に「感無量」  第37回報知映画賞表彰式

2012年12月18日 / 18:31

 (左から)森山未來、吉永小百合、安藤サクラ、満島真之介

 「第37回報知映画賞」表彰式が18日、東京都内で行われ、主演女優賞を受賞した吉永小百合らが出席した。

 『北のカナリアたち』での演技が評価された吉永は、28年ぶりとなる受賞に「考えてみたら、(共演の)森山未來さんの生まれた年じゃないですか? (花束贈呈役を務めた共演の満島)ひかりちゃんはまだ、生まれていない時。本当に長いことやってきたと感無量です」と興奮気味にあいさつ。

 同作が、僅差で作品賞を逃したことに触れ「なんだか、私一人が頂いていいのかという思いもありますが、(助演男優賞の)未來さんと私が、スタッフ、キャストみんなを代表して頂いたものだと思います」とニッコリ。「私も長い間やってきておりますが、報知映画賞の作品賞はまだ頂いておりませんので、ぜひ、次の作品では頂きたい」と意欲を見せ、会場を沸かせた。

 また、『11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち』の演技で「新人賞」を受賞した満島真之介は、故・若松孝二監督との撮影現場で「『お前の演技は、幼稚園の芝居だ』という言葉をずっと浴びせられた」というエピソードを披露。

 「それでも、なぜだか監督についていきたいと思っている自分がいた。撮影後は、鬼のような監督がとても優しいおじいちゃんになっていて、なんてこの人は懐が大きい人なんだと…」と涙ながらに振り返り「監督は天に昇られましたが、何か、これからを託されたような気持ちが勝手ながらしています。これからも地に足を着けて一歩一歩前進していきたい」と今後の活躍を誓った。

 なお、6年ぶりの主演映画『あなたへ』の演技で、35年ぶりの主演男優賞を受賞した高倉健は、スケジュールの都合で欠席。「35年ぶりの報知映画賞主演男優賞受賞を今後の励みとし、精進して参りたいと存じます」とメッセージを寄せ、本作のメガホンを取った降旗康男監督が代理でトロフィーを受け取った。

 「新人賞」を能年玲奈、「助演女優賞」を安藤サクラ、「助演男優賞」を森山未來、「作品賞・海外部門」を『アルゴ』、「作品賞・邦画部門」を『鍵泥棒のメソッド』、監督賞を『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督が受賞した。

 


芸能ニュースNEWS

髙石あかり「ぜいたくな機会をいただけた」トミー・バストウ「みんなをトゥンクさせたい」連続テレビ小説「ばけばけ」松江ロケ取材会

ドラマ2025年5月23日

 5月23日、2025年秋からスタートするNHKの連続テレビ小説「ばけばけ」の松江ロケ取材会が行われ、主人公・松野トキ役の髙石あかりとトキの夫・ヘブン役のトミー・バストウが、ヘブンのモデルとなった小泉八雲ゆかりの場所でもある島根県松江市にあ … 続きを読む

「波うららかに、めおと日和」「じれったくて、もどかしい2人。でもかわいくて、いとおしい2人」「なつ美さんを泣かせちゃいけません」

ドラマ2025年5月23日

 「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ系)の第5話が、22日に放送された。  本作は、西香はち氏の同名コミックを原作に、昭和11年を舞台に、突然舞い込んだ縁談から帝国海軍に勤める江端瀧昌(本田響矢)と交際ゼロ日婚したなつ美(芳根京子)の … 続きを読む

「PJ ~航空救難団~」「石井杏奈がかっこよかった」「今の自分を自分が好きなら、それだけであっぱれ」

ドラマ2025年5月23日

 「PJ ~航空救難団~」(テレビ朝日系)の第5話が、22日に放送された。  本作は、航空自衛隊航空救難団に所属する救難員(通称PJ/パラレスキュージャンパー)を育てる救難教育隊の教官・宇佐美誠司(内野聖陽)と、選抜試験を突破した訓練生たち … 続きを読む

「Dr.アシュラ」“朱羅”松本若菜が“保”佐野晶哉に労いの言葉 「『薬師寺先生もよくやったんじゃない』に涙あふれた」

ドラマ2025年5月22日

 松本若菜が主演するドラマ「Dr.アシュラ」(フジテレビ系)の第6話が、21日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、時に重症患者2人を同時にオペするなど、鬼神・阿修羅のごとく振る舞う様子から“アシュラ先生”と呼ばれるスーパー救命 … 続きを読む

「天久鷹央の推理カルテ」5話“天使の舞い降りる夜”の神回に視聴者号泣 「展開知ってたのにボロ泣き。涙が止まらん」

ドラマ2025年5月21日

 橋本環奈が主演するドラマ「天久鷹央の推理カルテ」(テレビ朝日系)の第5話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり)。  本作は、驚異の知能を誇る診断医・天久鷹央(橋本環奈)が、内科医・小鳥遊優(三浦翔平)と医学的な知見と診断能力を武 … 続きを読む

Willfriends

page top