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ミュージカル『刀剣乱舞』の加州清光役やライブ・スペクタクル「NARUTO—ナルト—」のうちはサスケ役など2.5次元ミュージカルで活躍する佐藤流司が、「愛のレキシアター『ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ』」に出演する。原案・演出・上演台本を務めるたいらのまさピコ(河原雅彦)が「実現させない限り死ねない」と心に決めていた企画の筆頭だったという本作で、佐藤は山本耕史、松岡茉優、八嶋智人ら豪華キャストとともに、レキシの楽曲で綴られた愛の物語に挑む。本作、そして2.5次元ミュージカルへの思いを聞いた。
あらすじも何も知らない状態で出演が決まるのは久しぶりだったので、純粋に楽しみに思いましたし、うれしかったです。
(源義経は)演じたことがないんです。でも、刀を持ってるキャラクターなので、得意分野かなって思ってます(笑)。
台本を読んだときはヤバい人なんじゃないかなって思ってたんですが(笑)、すごく優しくて、柔らかい口調の方でした。
ぶっ飛んでました。ト書きが面白くて、笑いましたね。
源義経というと、軽快な動きが特徴で、のちに戦の天才と呼ばれたりもする「最強」なイメージですよね。でも今回の台本では…そのイメージとは一致しないですね。どちらかというと、俺自身に近いキャラクターです。
ライトなんです。すごくフランクな会話もあって、最近の若造って感じです。伸び伸びと演じられそうです。
今回のキャストは、(井上)小百合ちゃん以外は全員初対面です。俺、人見知りなんで、初対面が本当にダメなんですよ。(取材当時に出演していた)音楽劇「道」でも、(初対面の)キャストの方とお話しするのに1週間ぐらいかかりました(苦笑)。コミュニケーション能力をもう少し養っていかなければいけないなと思います。
そうですね。自分自身もそうしたいという思いがあります。今後、2.5次元という舞台を続けていくにしても、2.5次元じゃない舞台を経験しないと2.5次元の舞台が良くならないと思うので、いろいろなお芝居も経験しておきたいんです。
2.5次元以外のお仕事をさせていただいたときに「2.5次元だからなめていたけどいいね」ってよく言われるんです。2.5次元はなめられやすいジャンルだと自覚はしていますが、でもそれは俺からしたら褒め言葉じゃない。2.5次元だって普通の舞台なんだから、そういう言葉は言ってほしくないんです。でも、確かにストレートプレーではぺーぺーだということも分かっているので、よろしくお願いしますという気持ちもあります。